ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今年度STF(スタッフ)長を務めさせていただきます、4年の野村苑香と申します。
他の幹部が書いてくれたように、私もFINAL4で慶應に負けたことは大きな悔しさとして残っています。
ただ、その悔しさを捉えられたのは実はここ最近であるように思います。
開幕前にチームでリーグ戦への意気込みを語る機会で、私は『学生日本一になって、今までの感動を更新したい』と言いました。
Winterで準優勝した1年と、Bチームが最終戦で11点差をつけてFINAL4進出を決めた2年を経て、3年として挑んだ17シーズン。
現役OBOG保護者サーペンツに関わる全ての人と、あの瞬間をまた味わいたい、もっと大きな感動を共有したいという思いが、部活を続ける原動力でした。
しかし17シーズンが終わって感じたことは、結局負けてしまえば、更新されるのは感動ではなく悔しさであるということです。
獨協、千葉、中央、日体、東大に全勝したこと、FINAL4の舞台に立ったこと、慶應戦残り30秒で同点に追いついたこと、学生日本一を達成する道が見えたこと、、、今シーズン感動した瞬間をトータルすれば、意気込みで言った『感動の更新』は果たすことができました。
しかし、感動を更新したとはいえ、結局負けたことで残ったのは悔しさでした。
ではなぜ感動よりも悔しさが残ったのか。
それはチームが「あと一歩で届いた」という気持ちと、個人として「もっとできたことがあったかもしれない」という気持ちがあったからだと思っています。
昨シーズンやり残したことは本当になかったのか、自分のスキルをもっとあげられたのではないのか、全ての行動や言動に自信を持ってやることができていたのか。
練習運営だけでなく、試合でのフライ管理、スカウティング、データ分析、審判活動、もっとやれることはあったし、もっと高い基準でやらなければならなかったのではないか。自分の中でどこかで「ここまでやればいい」というラインを引いてしまっていたのではないか。
そんな気持ちが悔しさとして残ってしまったように思います。
今シーズンの目標は『納得感をもって引退する、そのために学生日本一になる』ことです。
一度でも負けてしまえば、あるいはたとえ負けなかったとしても、自分自身に何かしらの悔しさや後悔が残る可能性が高いと思います。
日々自分に妥協せずに覚悟をもって最後までやりきることで、その可能性を最小限にしてラストイヤーを終えたいです。
最後になりますが、日頃より一橋大学男子ラクロス部を応援していただいていることに、部員一同感謝しております。
私自身もラクロス関係の方に「サーペンツのファンです」「動画見てます」「応援してます」といった言葉をかけていただき、大きな力をいただきました。
今後とも変わらぬご支援・ご声援をいただけると幸いです。
STF長 野村苑香