こんにちは。3年MGの蕏塚さやかです。
今回と次回の2回に分けてスペシャルゲストの方々と行った対談の内容をお伝えします。
一橋大学男子ラクロス部SERPENTSは、2018シーズン1勝4敗で1部Aブロック6位となり、1部2部入替戦に回ることになりました。
SERPENTS史上初めての下入れ替えです。
経験したことのない入替戦に向け、どう準備するべきかを考え、2017年度、1部2部入替戦で勝利を果たして残留をした大学の主力選手で、現在社会人リーグでもご活躍されているお二方にお話を伺いました。
1人目は…
元日本体育大学副主将の梅原寛樹さん です。
ぜひ最後までご覧ください。
《対談メンバー》
*梅原寛樹さん
日本体育大学出身。
副主将兼MFリーダーを務めた2017シーズンに1部2部入替戦にて東海大学に勝利し、1部残留を決めた。
現在は社会人チームFALCONSに所属。
*野村苑香
4年STF 2018シーズンSTF長
*照山拓人
3年MF 2018シーズン副OFリーダー
*蔭山友晴
3年MF
写真&記録…蕏塚さやか(3年MG)
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蔭山「早速ですが、 昨年度、入替戦に回ることが決まったこの時期の、日本体育大学のチームの雰囲気はどうでしたか?」
梅原さん「みんなイライラしてたね。そんな中でも、ルーティーンを大切にしようという考えから、出来る限り本番に近い練習環境を心がけてたね。」
蔭山「今のチームは、負けが続いて入替戦に回った状況で、悪い部分への指摘の声ばかりが聞こえ、あまりチームの雰囲気が良くないと感じています。」
梅原さん「確かに、俺らも悪い部分をあらい出すことはあった。でも同時に、1部の試合で通用した部分っていうのを探すのも大事だね。1部で通用するなら2部でも通用するはずだから。
もちろん相手だってそこを狙ってくるだろうし、それに対する対策は必要だけどね。」
照山「それに加えてですが、練習中では、指摘の声はあっても、プレーが伴っていないと感じることがあります。」
梅原さん「あ〜、去年の俺らと一緒だね。
結局、チームの雰囲気が良いとか悪いとか、声出てるとか出てないにしろ、プレーをしないと始まらない。
声が出ていればプレーが悪くて良いわけではない。
最低限の指示出しの声だったとしても良いプレーをしてたら良い選手になる。
去年の日体も雰囲気に頼りがちだった。
だけど結局は、雰囲気よりも質が大事なんだよね。」
蔭山「プレーの部分では、シーズン中にもチーム方針がぶれてしまっているなと感じることもありました。」
梅原さん「チームとして、《これだけは絶対やる》っていうのを1つ決めてやることがあったほうが良いね。」
照山「 個人としては、入替戦にはどういう気持ちで臨んだのですか?相手校は確実にSCTも行なっていたはずですが。」
梅原さん「俺は、SCTされてもそれ以上のプレーをすれば良いって思ってやってた。もちろん頭にはSCTされているっていうのは入れておいたけど、映像と体感では全く違うしね。
どんなに応援があろうと、ただの試合に変わりない。
確かに相手は勢いあるし、相手が1点取るたびに応援席はわーきゃーうるさいかもしれない。
でも結局、勝てば良い話。
そこをぶらしちゃいけない。
変に、『やべえ、負けたら2部に落ちるし、変なミスできないわ~』とか思いながらやっちゃうと、絶対プレーに出ちゃう。
だから今まで通り自分たちができることをしっかりやって勝ちきればいい。
変に意識する必要はない。」
野村「チームみんながそういう雰囲気だったんですか?」
梅原さん「ううん、俺はそういう気持ちでやってたけど、チームのみんなが何を考えているかは、分からなかったね。」
野村「そこが難しいですよね。幹部や主将がそう思えてたとしても、全員がそう思えてないと勝てないのではないかって思ってしまいます。
もちろん勝つんだけど、勝つ為に準備もするんだけど、モチベーションとしてどこにおいておくかが難しいです。」
照山「入替戦に回ったとき、梅原さんはラクロス、楽しかったですか?」
梅原さん「その時期は、つまんなかったよ。2年生の時に学生日本一になって、3年もFINAL4行けて楽しかった。
でも、最上級生になって、入替戦決まって、『マジか、クソつまんねーわ。ラクロスやめてー。』ってめっちゃ思ったし。
俺がコーチ達をお願いしてる立場だったから、今チームを捨てるのは違うなって思ってやってたけど、モチベーションは全くなかったね。
でもそうだったけど、今となっちゃ良い思い出だし、笑い話になって、入替戦行ったわ~ってなってる。
ただ、1点差だったから、もっと部員1人1人がプラスで何かをやってたら、もっと楽に勝てたんじゃないかなって思う。
それで、まあ引退して、やっと引退したわ、やっとつまんないラクロス終わったわと思って。
じゃあ代表頑張るか~ってなってW杯行けてって感じだった。
絶対下を味わうのも大事だと思う。」
野村「2部は、勢いがあります。それを知らないチームとして入替戦に臨むのが怖いです。
練習とか、いかにその時に起こりうることを考えながら、できるのか。
知らない舞台でやらないといけないし、勝たないといけないし、内容も伴った勝ち方をしないと来年にも繋がらない。
だからそれに向けてチームの雰囲気も作りたいんですけど、知らないからどうしたらいいのかが分からないんです。」
梅原さん「勝てば良いだけ。簡単な話じゃん。笑
50%だよ。勝つか負けるか。試合は試合だから。
結果がたまたま負けたら下に落ちちゃうし、勝ったら残れるっていうただそれだけだから。
3年生以下が、『来年1部でやりたい』って強く思えば行動は変わるだろうし、
4年生も、『来年後輩たちをどこで戦わせたいか』って考えたら行動は絶対変わるはず。」
「でも変なプレッシャーは感じちゃだめ。自分たちがプレーするんだから。
10点差でも1点差でも勝ちは勝ち、残留は残留。
1.2.3.4年生も、結局は絶対残んなきゃいけないし。
残りたいって気持ちだよ。」
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梅原さん、お忙しい中、お時間をとっていただき、ありがとうございました。
この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。
いかがでしたでしょうか。
梅原さんは、
「入替戦であろうとなんであろうと、試合は試合。勝つか負けるか。残りたいという気持ちを強く持ち、勝つしかない。」
という点を強調されていました。
入替戦まで1週間を切りましたが、
「1つの試合として勝負に勝つ」
という意識のもと、万全の準備をしたいと思います。
11月11日(日) 18:40FO vs明治学院大学@富士通スタジアム川崎
応援、よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次は、元武蔵大学男子ラクロス部主将の板垣さんの対談についてです!
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