一橋大学男子ラクロス部 SERPENTS ブログ

2018

11月

7日

スペシャルゲスト対談②

こんにちは。3年Gの後藤元です。

今回は、昨日に引き続き、スペシャルゲスト対談の第2弾をお送りします。

今回の対談相手は、

元武蔵大学主将の板垣瞭佑さん

です！

《対談メンバー》

＊板垣瞭佑さん (写真中央)

武蔵大学出身。

主将を務めた2017シーズンの1部2部入れ替え戦で神奈川大学に勝利し、1部残留を決めた。

現在は社会人チームのSTEALERSに所属。

＊鶴巻優樹 (写真左)

4年DF 2018シーズンSC兼DFリーダー

＊松居朱音 (写真右)

4年MG 2018シーズンMG長

進行...後藤元 (3年G)

写真...蕏塚さやか (3年MG)

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---まずはリーグ戦を振り返ってみていかがでしたか？

鶴巻　色々な弱さが出た。試合の中では、後半の苦しい場面を打開する個の力や雰囲気を変える力が足りず、自分たちから崩れることが多かった。他にも、負けが続いた状況で、変わろうとしていても変わりきれない、突き詰められないという弱さがあった。

松居　いい雰囲気を作れる人が少なくて、みんなメンタルが弱い。勝ってる試合でも相手より勢いがないことがあった。

板垣さん　なるほど。自分の代の武蔵は、チーム状況的に下級生が試合に出ざるを得なかった。だから、明るい雰囲気を作ったり、とにかく褒めたりして、自信をつけさせようとした。自信をつけさせて、もっと活躍したいと思わせることが大事だと思った。

鶴巻　自信という点で言うと、リーグ戦でも勝ちきれない試合が続いていたので、勝っていても不安感があって、弱気になることが多かった。

板垣さん　弱い部分が出ないようにするにはどうすればいいか考えたほうがいい。リーグ戦で勝てた試合の勝因を分析するのもありだと思う。その時にやったことや雰囲気を再現して練習すればいい。

---どうやっていい雰囲気を作りましたか？

板垣さん　当然怒ることもあった。でも、相手の考えをしっかり聞いたり、アフターケアで練習後に話しかけたりして、萎縮しないようには工夫した。特に入れ替え戦に向けては、4年生が爆発的に上手くなることはなくて、2・3年生の活躍が絶対必要になるし、のびのびやれるようにすればいいと思う。

鶴巻　指摘せずにやっても甘えが出てしまうし、かといって闇雲に言っても伝わらない。難しいところですよね。

---入れ替え戦に向けたこの時期のモチベーションは何でしたか？

板垣さん　自分が2年の時の武蔵は歴代でも強い代だった。リーグ戦でも手応えはあって、結局は入れ替え戦に回ってしまったけど、確実に勝てると思っていた。でも、接戦の末に負けてしまって。その悔しさをバネにして、4年の時の入れ替え戦に臨んだ。あとは、「2020年に学生日本一」という長期目標を掲げたから、「後輩のために」という想いも当然あった。

松居　一橋は直接意見せずに愚痴で終わってしまうことが多くて、チームを自分たちが作るという意識がないことに気づいた。その状態から少しずつ変わっていくのが見えるのが面白い。「今後の一橋の土台を作る」という部分にモチベーションを見出している。

板垣さん　武蔵では、後輩が先輩への不満を直接ぶつけて喧嘩になるようなこともあった。極端かもしれないけど、そういうことを素直に言えるというのはチームにとってプラスだし、まさにチームの一員としての認識の現れだと思う。

鶴巻　自分は、「自分たちが関わりながら今後の一橋が強くあり続けるための環境作りをできている」という意味で、入れ替え戦までの期間をプラスに捉えている。過去の先輩たちが日本一を目指して細かいところを突き詰めて、死に物狂いで努力しても日本一になったのは1度だけ。そう考えると、日本一を知らない自分たちにとって、求める基準に際限はなくて、常にその先を追い求めていかないといけない。そういう考えを浸透させたい。