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2019

『胸を張れるか』奥野淳一

第3戦vs成蹊大学まであと3日。

4年生のブログ第15回はFOer#5奥野淳一です。

最後までぜひご覧ください。


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僕は今シーズン序盤FOerに転向した。


遅すぎたという声も少なくなかった。



新人戦でFOerとして結果を残していたこともあって、今まで2年、3年、4年とFOer転向を打診されてきた。


サッカーをやってきた僕にはFOだけをするのは何か物足りなさもあるし、MFで得点を取っていくことの方が気持ちがいい。


そう思いMFを続けてきた。



そして4年になり、チームのFOerの層の薄さ、自分のMFとしての立ち位置、恥骨の疲労骨折、色々考慮して決断した。



転向には時期が遅い。



客観的に見ればその通りである。


1年の時、一緒にFOをしていた中島*1は成長を続け、関東有数のFOerとなりつつある。


(*1 4年FOer#19中島拓海。3年時からリーグ戦にて活躍、増量計画を経て他大学にも負けないFOerへと成長した。)



大きな差があった。


中島いるのにいらなくね。そんな声もあった。


中島だけじゃなく他大AチームFOerの越さなければならない壁もたくさんあった。


FO始めたてでStealersの田村統馬さんと戦いボコボコにやられたのは今でも悔しく鮮明に覚えている。


ここまでかなり絶望も見てきた。



僕が大学でラクロス部に入ったのはなぜだろう。


ラクロスを続けているのはなぜだろう。



FOとMFで迷っていた時によく考えた。


最初は楽しそうな競技だという単純で軽い理由でこの部活を選んだ気がする。



しかし、入部当初からの目指しているものやモチベーションといったものは変わっていない。


結局、僕は自分のしてきたことや結果に胸を張りたいのだ。


学生日本一に導いたのが自分だと言うことができれば間違いなく胸を張れる。


手薄だったFOユニットに入り、チームを救うのは自分だ。



現状どうだろう。雑魚だ。頑張らなければ。ただ転向しただけのダサいやつのまま終わってしまう。


ここ最近何を成し遂げただろう。



2年Bリーグではセット入りしてそれだけで精一杯。


3年絶対Aに絡んで得点するぞと思いつつ評価練で全敗。


昨年のFINAL4以上の舞台にBを連れていくんだと意気込むもほとんど勝てなかった。


4年商東戦憧れの舞台だったがついに出番なく終わってしまった。



勝利してめちゃくちゃ嬉しそうな仲間を見ても自分の無力さに胸を張れない。喜びが薄い。


何も遂げられずにいい思い出だった、充実してたなんて終わるのは僕は嫌だ。


胸を張って終わることはできない。


一本でも多くリーグ戦に出る。一球でも多くマイボールにする。一点でも多く得点に絡む。



4年 FO#5 奥野淳一


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