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2020

『最高の打ち上げを』4年 #1 藤本耕之佑


トップバッターをつとめます、4年副将の藤本耕之佑です。


1発目らしく明るく元気な文章を!と思いましたが、無理でした。きっと根暗なんだと思います、、、すみません。


普段は自分をさらけ出すのを嫌がる私ですが、精一杯、素直な気持ちを綴ったので、最後まで読んで頂けると嬉しいです!


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特別大会への意気込みを語る前に、コロナ自粛中の私の心の動きについて触れたい。


世間は、社会のために、社会で活躍するために意味のあることは何かと考え、やり続けろと言う。専門性だの、人間力だの、1つ1つの行動が、どのような役割を果たすのかきちんと言語化し、自分を律し、徹底しろと言う。


厳しい社会を生き抜くかっこいい人たちも言うから、きっとそうなのだろう。


今思えば、それが尚更たちが悪い。嫌でも信じてしまう。


自粛期間中、とにかく暇だった私はずっと考えていた。意味ってなんだろう。なんで社会で活躍することが求められるんだろう。いやそもそも社会って何?のように。


きちんと意味を認識し、行動するということは、社会で生きていくためには確かに必要なことであるらしい。考えるうちに、一旦はそう理解したものの、これからの長い人生そんなことを常に考えながら、自分を律し、きちんと行動を選択し続けていくしかないんだと考えたら、正直ゾッとした。いつ解放されるのか。人生そんなものなのか?


遅れて来た反抗期なのかもしれない。


ひねくれてるなぁと理解しつつも、とにかく、ものすごく閉塞感を感じていた。ひとりで部屋に篭るのはやはり良くない。



では、ラクロス部での活動はどうだろうか。


社会で活躍するために成長する環境として、さまざまな要素が詰まった、意味のある活動であるのは、確かにもっともらしい。


目標を立てて、道筋考えて、粘り強く実行する、これが経験できるから意味がありそうだ。リーダーとかやると、周りを巻き込む力が鍛えられて意味がありそうだ、などなど、、。でも、そんなのわざわざ部活でラクロスやらなくてもできる気がした。


なぜラクロスやっているのか。やるべきことなのか。社会に貢献しているかどうかがすべてならば、もっと他に意味のある行動がある気がしてならない、、。


考えれば考えるほど、うんざりした。やはりその議論自体、どうもしっくりこなかった。


そうじゃない。少なくともラクロスに関しては、そんなことを考えて、そんなことのために、日々を費やしてきたわけじゃない。むしろ、その逆のような気がした。


成長を実感できたら楽しい。体デカくなったらなんだか嬉しい、強くなれた気がする。点取ったら気持ちいい、相手ぶっ飛ばしたら気持ちいい。公式戦で活躍できたらもっと気持ちいい。チームで勝った日には、これはもう最高の気分、とにかくご飯が美味い、筆舌に尽くしがたい。想像するだけでワクワクする。


そこに意味なんてない。きっと、もっと単純なこと。


意味なんてないからこそ、何にも縛られず、ただただ夢中になって時間を過ごせる心地良さ。


そして、そんな素朴で、単純で、素直な想いだけを共有する仲間がいる、そのなんとも言えないフワッとした充足感。


もちろん楽なことばかりではなく、不快な気持ちになることも多々あるけれど、その感情の動きですら、生きていることを実感させてくれる貴重な経験。


それを自然と求めているのだと気付いた。それがとても素敵なことなんだと認識できた。


コロナ禍で、スポーツ(特にアマチュアスポーツ)の存在意義が強く問われるようになったが、スポーツという場がそういったオアシスであり得るということ自体が、私は素晴らしいことだなと感じる。


話は逸れたが、そんなことに気付けたコロナ自粛を経て、8月25日に無事に練習も再開できた。そして遂に、公式戦という最高の舞台が整った。


例年とは異なる特別大会という形ではあるが、公式戦の開催に尽力して下さった全ての方々に感謝し、いつも支えてくれる家族に恩返しをするために、全身全霊で戦い抜く。


そして大活躍して、全部勝って、みんなで美味しいご飯を食べて、最高の打ち上げをする。


ただそれだけのために、最高の準備を。

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最後までご覧頂き、ありがとうございました。


次回は、今シーズン大増量に成功した根性の男兼最高のドライバー、#30伊藤翔太です。いつも国立から乗せてくれてありがとう。


お楽しみに!



4年 副将兼MC #1 藤本耕之佑

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