今年は身の周りや社会そのものが大きく変わった年だった。
でもやってること自体は例年と変わらなかった。自分が上手くなることで、チームの勝利に貢献する。そのための試行錯誤は練習が禁止されてる時でも続けてきた。
それが習慣になってたのもある。でも例年よりも厳しい環境で動き続けられたのには別の理由がある。
学生日本一を達成し、チーム関係者全員と喜びを分かち合う瞬間、その中心に自分はいたい。この思いがあるから今までやってこれた。
だからこそ学生日本一に挑戦すら出来ないと決定した時は、部活をやる意義を見失った。
この壁当て、ネット打ち、ランメ筋トレが本当に自分の達成したいことに繋がるのか、疑問に思いながら自粛期間を過ごした。
練習再開後もその疑念が晴れることは無く、ラクロスは今までで一番楽しくなくなった。
けど最近は今チームに所属してる皆と喜びを分かち合いたいと思うようになってきた。
同期はもちろん、ちょっとずつ上手くなってる後輩MFsや、ぎゃあぎゃあうるさくて可愛いBチームの後輩、こんな中入ってきてくれた1年生。
今までは一緒に喜びを与える側でありたいと思ってたけど、せめて俺らの試合を直接見れる皆と喜びを分かち合いたいと思った。
この考えが正しいのかは分かんないが、最近はちょっとだけラクロスがまた楽しくなってきた。
そして俺が最後までやるべきことは変わらない。
チームの勝利に貢献するため、試行錯誤を繰り返し、上手くなり続けること。引退するその瞬間まで、この初心を追求していく。
もうそこに疑念は無い。
最後まで勝者たれ。
※本人右端
4年 MF #6 新好亮太