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2020

『一勝』4年 #11 伊谷進太郎

TR長川原から回って来ました。


4日後、明治学院大学との試合を持って、俺らはこの4年間所属してきたラクロス部を引退する。


文字に起こしてみても、未だ実感が湧かない。


ただ、本来部として掲げてきた目標を達成していれば、その舞台は11月29日、特別大会決勝であるはずだった。そこへの道は初戦、慶應義塾大学に敗れたことで途絶え、迎える最終戦は事実上消化試合になってしまった。


コロナ禍で大会形式の変更された本年度は、一戦の重みが例年以上に感じられた。

入部以降ずっと心見ていた日本一(関東一)の称号が、たった60分の試合で手の届かないものになる。当たり前のことだが、勝負の世界の残酷さを4年目になってまで感じることになってしまった。


毎年、「この悔しさを忘れずに来年こそは」と誰もが奮起するが、それでも悲願を達成できるのはたったの1チームだけ。このことを日々どれだけ重く捉えて日々の練習に、目の前の一球に臨めるかが本当に大事なんだと。


最終戦への想いだけでは無く現状を受け止めることも大切かと思ったので少し暗い話をしましたが、あとは後輩に託します。



そして迎える最終戦、前述の通り事実上の消化試合にはなってしまったが、やることは今までと変わらない。


日々の練習を全力で熟し、動画を見て試行錯誤し、全身全霊で試合に臨む。全力で圧倒する。


日々応援してくれる親やOB、コーチたちに少しでも応えるために。

最終戦を終えた瞬間から次の闘いが始まる後輩たちに、日本一を目指す者としての姿を見せるために。


そして何よりも、最高の同期と勝利の喜びを味わって引退するために。


朝早くに眠いを目を擦りながらグランドに向かい、滝のように汗を掻きながら練習し、昼飯は何を食うかで盛り上がり、くだらない話をしながら自主練場でシュートを打つ。

そんな変わり映えない毎日がこんなにも楽しかったのは、バカで偶にアツい同期のお陰でした。

大学生にもなって部活動なんて偉いとか、毎日大変そうとか、言われることもよくあるけど、ただただオモロい4年間でした。


なんてツラツラと書いてるうちに、引退の実感が湧いて少し寂しくなって来ました。


残り少ない掛け替えの無い時間を大事に噛みしめて、

最終戦、ぶっかまします。


次はMG長阿部です。


4年 AT #11 伊谷進太郎

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