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2020

『意義』4年 #4 中村智

ここ最近、以前にもまして奇声を発することが多くなった深井から回ってきました。中村智です。

当の本人は、気合いを入れるためだと主張しています。



自分のことが嫌いだ。

口では大きな目標を宣言しておきながら、なかなか達成できない。やると決めたことを長期間続けることができない。めんどうな連絡LINEは少し間を空けてから返信する。

頭ではわかってるのに、自分からやりたいと言った主将なのに、逃げ出したくなった。ラクロスを純粋に楽しめなかった。情けない。

結局慶應に負け、日本一も関東制覇も、チームにもたらすことができなかった。そんな自分が嫌いだ。


同期のことが嫌いだった。

自分にも他人にも甘い。4年だけの内輪で盛り上がる。後輩の手本となる言動をしない。よく知ろうとしないくせにMGに厳しい言葉をかける選手、そんな選手にヘイトを溜め込むMG。本気でチームのことを考えていたのはほんの一部だった。

それが4年の見せる姿か?


俺が1年のとき憧れた強いサーペンツは、4年が1番早く来て準備して、4年が1番考えてて、とにかくカッコ良かった。だから本気で応援したくなったし、ファイナル4で慶應に負けたときは自分のことのように悲しかった。


勝って全てを帳消しにできるわけではないが、勝たないと今年は何も残らないし残せない。


勝って今年のサーペンツに意義を与えよう。5ヶ月に渡る自粛期間が無駄なものではなかったと、胸を張って言えるように。来年以降のサーペンツがさらに強くなるための糧となれるように。


俺がやる



4年 #4 G 中村智

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