Blog

ブログ更新情報


2021

『「弱者」の考え』4年 海野大樹

ディフェンスよりはオフェンス派、国立よりは私大派の井場から回ってきました、4年DFの海野大樹です。彼女は持ち前の無邪気な笑顔と大胆な行動力で社会人になってもきっといい男を捕まえることでしょう。



とりあえず何も思いつかないので、自分が何を考えて大学生という時間を部活動に捧げてきたか書こうかなと思います。


まず、自分のラクロス部での活動から切っても切り離せないのはケガだと思う。1年春の足首、2年春の肩、2年夏の手首、3年秋の足首、4年夏の肋骨、4年秋の膝などパッと思いつくのだけでもこれくらいある。文字にすればあっさりしてるが1回1回のケガ、特に後半になるにつれて一度ケガした時の絶望感は言いようのないものだった。自分が怪我をしている中で上達していき、リーグ戦で輝いてる同期を見るのが辛かったし、関わりたくない時期もあった。ただ、自分なりにその中で頭を働かせて食らいついたとは思ってるので、それを書き記し、一部の後輩の役に少しでも経てばなと思います。



自分が考えていたことは3つである。

・自分の強みはなにか

・チーム(周りの人間)の強みはなにか

・そこから割り出される自分に求められる役割はなにか

ということである。


自分が2年生の時、自分の強みは1on1でのプレス力だと考えていた。一橋のDFは待ちの型が例年多く、私大のようなガンガン詰めてくるDFに対して弱いということを1年の時から感じていたので、自分がその私大型の1on1を行いチーム内評価を高めると共にチームメイトへの私大型DFの耐性をつけさせようと考えていた。実際それは評価され、本当に一瞬だが関東ユースに呼ばれたこともあったし、Aチームに抱えて貰えた時期もあった。


しかし、この理想は2年夏の手首のケガで砕けることとなる。手首の痛みやそれを庇ってしまうことから強いプレスに行けなくなってしまった。自分のスタイルを失い、怪我でプレーすることの無いままコロナ自粛期間と合わせ1年が経っていた。そして、同期達のリーグ戦での活躍をスタンドから見送ることとなった。


4年になり自分の強みを洗い出すことから始めた。当初は1on1のスタイルを再構築して、1on1を武器に戦おうと思っていた。しかし、回数を重ねる毎に手首の痛みは増すし、そもそも周りの強みでもあった1on1を筆頭に戦うのは得策ではないと考えた。そして元々スライドでの飛びが得意であったので、周りの強みである1on1を最大限サポートできるようなスライドの駆け引きの部分での勝負に光を見出した。そして何とかAチームに生き残り、その他の能力もそれに伴って向上していった。実際、リーグ戦にスタメンとして出場出来たのも自分の実力以外の力が働いたことは分かってる。ただ、スタメンの座を0から奪取したのも事実だとも思ってる。


このやり方は全員に勧められたものではない。まだ時間も伸び代もある、未来ある後輩たちは全部が高水準で正統派の慶士や龍平、それ以前の偉大な先輩方を真似した方がいいと思う。ただ、怪我ばかりしてきた、リーグ戦で貢献したいけど実力もないし、もう時間も無い。どうすればチームに貢献できるんだろうと頭を悩ませてる、残念ながらチームのエースにはなれなさそうなあなたは参考にしてみてください。そして気軽に相談してみてください。あなた達のような人の飛躍こそ、チームを強くします。





最後にお世話になった方々へ


同期へ

感情が揺れ動く最高の4年間でした。辛い時も楽しい時も隣にいたのはあなた達でした。SERPENTSに入った当初の理由「一生モノの仲間を作る」は達成出来たかなと思います。4年間ありがとう。これからもよろしく。


川村さん・木村さん・学生トレーナーへ

自分が獨協戦のピッチに最後まで立ってられたのもTRの支えがあったからだと思っています。特に川村さんには部員には言えないような相談も何度も乗っていただきました。あの時のお言葉、そしてその後の献身的な支えがなければ僕は部活を続けていられなかったかもしれません。自分の可能性を信じ続けてくださってありがとうございました。


部活外の友達へ

部活を理由に誘いを断り続けてきましたが、時には部活の相談に乗り、応援してくれてありがとう。特にリーグ戦前のメッセージや、実際にみんなで観戦して応援してくれてた時は本当に力になりました。これからもよろしく。


両親へ

幼稚園年長の時のサッカー開始時からのスポーツ人生は一旦これで区切りを打つことになりそうです。楽しいことなんて10%もなくて常に辛いことばかりでした。それでも、そんな自分を理解し、時には見守り、時には励まして支えてくれてありがとうございました。



こんな駄文でしたが、誰かの参考になれば幸いです。22SERPENTS文組を全力で応援してます!頑張れ!



次は加藤です。彼は新歓期にいきり倒していたり、ふくらはぎのでかさが人の2倍くらいあったりと話題には事欠かない人間ですが、最後にどんな名文を書くのかが楽しみです。





#5 4年DF 海野大樹

コメント
名前

内容