謎多きプレイヤー、濃野くんから回ってきました。いつも黒Tしか着ていないのに、学年Tシャツの色に赤色を提案してくるふしぎちゃんです。
「勝たなきゃ意味ない」
この言葉には様々な意味が込められていると感じます。
それゆえ、十人十色な意見を誘う言葉だと思います。
生まれて初めて体育会に入部し、良くも悪くも"結果"が個人の努力や実力を評価する最大の指標になる、ということを痛感するようになりました。
今回は、そのようにわたしの考え方を180℃変えた出来事について書きたいと思います。
久々に絵文字を使わない真面目な文章を書くので、緊張していますが.... 温かい目で読んでいただけたら幸いです。
入部してはや1年、SERPENTSのMGとして部活をする中で、自分の行動がチームの「勝ち」に繋がっているかを考えるようになった。
入部当初は、MGの仕事を覚えるので手一杯で、ミスをすることに怯え、自分がチームやMG組織に迷惑をかけてしまったらどうしよう、と不安感に駆られていた。
かなり長い間、自分の仕事をミスなく完璧にこなすことをモットーにしていたが、その信念をがらりと変える日が訪れた。
2021年12月5日、新人戦予選初日。
私は新人戦のグラウンドリーダー(当日のMGキャプテンのような役割)を務めた。
約1ヶ月前から当日のタイムスケジュールを組み、大会当日に持参する荷物を確認し始めた。
授業の合間を縫って、何度もミーティングを開き、同期MGと当日の流れを確認した。
不安な箇所は先輩やコーチに質問し、時には大会委員に取り次いでもらうこともあった。
当日までに、タイムスケジュールは7回組み直した。
時間も体力も全て捧げる覚悟で動いた。
試合当日。
臨んだ私たちの学年初めての公式戦。
初戦であっけなく負けた。
負けが決まった瞬間、1つのことを悟った。
それは、自分がどれだけ努力を重ねても、それがチームの「勝ち」に繋がる努力でなければ意味がないということだ。
MGという立場は難しい。
プレイヤーみたいに、ショットを投げてスコアを決めることもできないし、ディフェンスでパスをカットして相手のOFチャンスを奪うことも出来ない。
できることは、プレイヤーが安心してプレーできる環境を作ることだけだ。
勿論、完璧なタイムスケジュールを組んでスムーズなオペレーションをすることも大事な仕事の1つだ。
しかし、勝てなければ、それは結局自分本位で自己満足の行動だったのではないか、と感じてしまう。
どうすれば勝てたのか。
どうすれば勝てるチームを作れたのか。
試合後沢山考えた。
ミスをしませんように、備品の忘れ物をしませんように、無事に試合が終わりますように。
試合前の自分を振り返ってみると、正直、勝敗よりもMGとしての仕事を全うすることに躍起になっていた気がする。
もっとチームの勝利につながることに時間と体力を割くべきだった。
「勝たなきゃ意味ない」
わたしはこの言葉に共感する。
時間や体力、色んなものを費やすからには、やはり勝ちたい。
結果は、誰が見てもわかりやすい、努力や才能の象徴で、1番目立つからこそ価値がある。
MGという立場に立っていると特に、
チームが良い結果を残すことが、自分の存在意義と努力を肯定する最高のものさしであると痛感する。
しかし同時に、良い結果を導くために、それまでの過程を徹底的に分析することがどれほど重要か、学ぶ場面が入部してから沢山あった。
MG組織の今年のスローガンは「最前線」ですが、私の個人的なスローガンは「考動」です。
自分の立場を俯瞰し、自らの行動がチームの勝利に繋がっているかどうかを常に考えます。
新人戦での悔しさをバネに、今年はチームの「勝ち」に繋がる努力をしていきます。
同期MGのみわこ、りりか、ちなつ、きき、れいか、頭を使ってたくさんたくさん考えて、勝つチームを一緒につくっていこうね!!:)
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。
そろそろLINEの絵文字とお気に入りのそらジロースタンプが恋しくなってきたので、ここで終わりにしたいと思います。
次は、最近やっとタメ口で話しかけてくれるようになった野崎くんです。眼鏡を外して垢抜けたと話題な彼の文章は、洗練されていること間違いなし。必見です。