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2024

『感謝が溢れて止まらない』DF 関川耀介

まさに「ちいかわ」なとうこから回ってきました。どんなボケや面倒くさい絡みも笑って受け止めてくれる彼女は、これから社会でどんな集団に属しても、きっとみんなから愛されることでしょう。ほんま男の趣味以外完璧やな。


さて、引退ブログです。1対3で慶應に負けたあの日から、ポッカリと心に穴が空き、最も大切にしていたモノの一つを失くしてしまったような、そんな喪失感でいっぱいです。感情が揺れることのない平坦な日々の中で、何を目標にすれば良いか分からず、徒然なるままにESを描く毎日を過ごしています。

引退したはずなのに、この長いオフを抜けたらまたみんなとラクロス漬けの日々がやってくると思っている自分がいるし、事実それが決して来ないことを悟ると本当に悲しくなります。

振り返れば、僕のラクロス人生は本当に「運が良い」ものでした。

コーチに恵まれ、タイミングに恵まれ、同期に恵まれ、先輩・後輩に恵まれ、気付けば3年次から、Aチームスタメンとしてチームに貢献することができました。そんな順風満帆風の僕ですが、後悔や苦い思いも多く味わい、そこから伝えられる教訓めいたものを2つ、後輩へ書き残したいと思います。気が向いたときにぜひ最後まで読んでほしいです。特に富田と松澤は必読ね。


第一に、自身の「現状」と「理想」、この二者を正しく理解し、自分の中に持ち続けてほしいということです。毎日やってくる練習において、どうしても目先の課題とその解決など「現状」で頭がいっぱいになってしまいがちだと思います。しかし、一貫性のない改善は、結果的な成長と全く結びつきません。そのため、「理想」となる短期では達成困難な抽象的目標を持っておくことで、向かうべきおおまかなベクトルを定めることが重要です。そこで「現状」の解決策が、その方向とあっているかその都度確認し、擦り合わせることで、長い目で見た時に正しいベクトルで、堅実に成長できるはずです。


二点目として、自分一人の影響力を過小評価しないでほしいということです。大規模なチームで活動している以上、自身がチームに及ぼすことのできる・及ぼしてしまう影響力を小さく見てしまいがちだと思います。しかし実際は、高々100人規模の団体で、1人が違う方向を見てるとチームに1%以上の乱れが生まれてしまうことになります。周りも巻き込んでしまったらなおさらです。自身のプレーの出来、不出来で塞ぎ込んだり気分が上がらなくなったりすることもあるとは思いますが、そんな時にこそ顔をあげて。2,3年生であっても周りに及ぼす影響は小さくないことを認識し、特に4年生はチームのことを考えて、周囲へ良い影響を波及し続けてほしいと思います。


以上が伝えたいことで、以下は個人的な思いなのですが、


富田や松澤、ともひろとメンター共有した後、リハビリしてる奥川を横目にアップをして、ポジ別では、まったくフットワークしないけいごと真面目に本数をこなす塚本。ここらへんで本間さんが来る。66で決めるたびに煽ってくるオフェンス陣。話を聞いてない大介と聞いてるフリをしているしょうえい、それを叱るそら。戸丸と社会的な話をしながらボールアップをして、帰りは、町田とそういちとぼびと新で学園二郎。光辻はドリブルがうまい。 


この日常がもう訪れないのがとにかくヤバい。

ありふれた日常も、今となってはまたと経験することのできない大切で輝かしい記憶です。みんな本当にありがとう。


つらつらと文章を書き続けても情けないことしか出てこなそうなので、ここらへんで「SERPENTS 関川耀介」に幕を下ろしたいと思います。

両親へ

最後のリーグ戦は、はるばる新潟から毎試合見に来てくれました。一人暮らしをして、初めて「当たり前でないこと」の多さに気づき、これまで育ててもらえたことへの感謝を、本当の意味で認識することができた気がします。来年も引き続き迷惑をかけてしまうような親不孝者だけど、再来年からは少しずつ返していけたらなと思います。二人を海外旅行に連れて行くのを最終目標に。


次は、高校二年生からずっと一緒の新君です。今の僕がいるのは彼のおかげだし、今の彼がいるのも僕のおかげだといっても過言ではありません。それぐらい長い時間を彼と過ごしました。ところで引退しても落ちることのない食欲は、彼をどこへ連れて行くのでしょうか。とにかくこれ以上身長が伸びないことを、友人として切に願っています。



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