ねいから回ってきました、浅川恵彰です。
いつもニヤニヤしてるけど、飲み会で女の子と話す時の顔はニヤニヤ越えてネチャネチャです。
まず初めに、OBOG・保護者の皆さま、SERPENTSに関わるすべての皆さま、多大なるご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました。今シーズンは不甲斐ない結果に終わりましたが、来シーズン以降も日本一への夢は続きますので、変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
ここ1年間の経験を振り返りつつ、その中で僕が大切にしていた価値観について後輩たちに伝えたいと思います。
以下、FOerが偉そうなこといいますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
今シーズンは「自分がやるしかない環境」で1年間やらしてもらって、個人として精神的に大きく成長できた1年間でした。
将来有望な後輩がやめ、2枚目以降は情けないし、今シーズンはずっとFO1枚で戦う覚悟でいた。ほとんど競争のない環境はOFやDFから見れば、羨ましがられるかもしれない。だけど裏を返せば、それは自分が成長できる環境が自チームにはないということを意味し、チームのポゼッションはすべて自分の実力によって決まることを意味した。チームが勝つために重要な要素であるポゼッションが自分1人の実力によって決まる環境はプレッシャーも大きい分、やりがいを感じてました。だからこそ、今シーズンはチームのために自分は誰よりも強くならなければいけないという覚悟が決まりました。そのために、自チーム外に競争の場を求め、成長できる環境を自ら見出してきました。この点、去年の自分と比べラクロスへの向き合い方が大きく変わったと感じました。それと同時に、去年の自分は2枚目ながらなんて無責任なプレイヤーだったんだろうと思いました。今年の松村を見てイライラするのは、多分去年の自分を見てる感覚になるからだと思います。
シーズン初めこそ、「やってやる」と意気込んでテンション高かったけど、現実はそんなに甘くなかった。自分がどんなに弱くて負け続けても試合にでなきゃいけなくて、ベンチに帰っても頼れる人がいなくて、正直辛くて、孤独でした。試合を重ねるごとに、1枚でやっていくことのつらさを実感し、「試合いきたくないな」と思う時もありました。練習でも、自分が強くなるためには武者に行かなきゃいけなくて、でもフィールド練ウィング練もしなきゃいけないから、オフの日に武者行ったり2部練とかしてた。特に、リーグ戦始まってから引退までの2.3ヶ月は週3か4は2部練した。バカみたいに交通費かかるし、9時出21時帰の生活が続くしでしんどかったけど、自分がやらなきゃ負けると思うとそんなに苦ではなかった。今考えると、よくやってたなと思うけど、あの頃は多分責任感と焦燥感でそこらへんの感覚が麻痺してたんだと思います。
気づいたら辛かったエピソードばっか話して自己満ブログみたいになってますが、こういう精神的負荷の高い環境で1年間戦ったからこそ、人間的に大きく成長できたんだと思います。
そんな環境でラクロス続ける中で、僕が大切にしていた価値観があるのでそれを後輩たちに伝えたいと思います。
①自分の実力に絶望し、勇気を持ってその弱さと向き合うこと
まず「自分は誰よりも強くあるべきだ」という強い向上心と高いプライドを持ってラクロスに向き合ってほしい。例え実力が不相応であったとしてもです。いくら試合で負けても、対人で負けても「自分はこんなもんじゃない」「こんなに弱いはずない」と思い続けることが、努力の大きな原動力になると思います。でも、実際はプライドを高く持ち続けることなんてそんな簡単にできることじゃないと思います。プライドを捨てて、自分が勝負に負けることへの恐怖や悔しさといった感情から距離を置いてしまえば、どんなに楽になるんだろうとこれまで何度も考えました。でも、弱さに対し開き直ってしまうことは、努力から逃げるための、現実から目を背けるための言い訳でしかないです。重圧から逃れようとする自分の精神的な弱さを打破してこそ、強くあり続けるための努力ができるんだと思います。自分の精神的な弱さと向き合う機会はラクロスやってれば誰にだってあります。一人一人が自分の弱さと逃げずに向き合い、精神的に強くなっていくことがチーム全体として強さを作っていくために必要な要素なんだと思います。だからこそ、一人一人が逃げずに自分の弱さと向き合う時間を大切にしてほしいです。「自分の実力」と「こうなくてはならない理想像」との落差に絶望し、その絶望から逃げずに向き合うことができれば、絶望した分強い努力の原動力になると思います。だからこそ、実力不相応の高いプライドを持って自分の実力に絶望し、勇気を持ってその弱さと向き合ってください。
②自分の選んだ道を正解にしていく努力
20年近く生きていれば、人生を左右するような大きな選択に迫られることは一度や二度あったと思います。ラクロスで言えば、責任ある役職につく時、ポジション変更を決める時、入部・休部・退部など。みんなこれまで様々な節目で大きな選択をしてきてると思います。僕も半月板怪我した状態で入部を決めて、大学2年でポジション変更を経験しました。大学1年の長期のリハビリ生活中、「ラクロス部に入ったのミスったなぁ」とか考えて落ち込んでいた時期もありました。部活やってなかったらどんな人生なんだろうなとか。でもそんな時、怪我に苦しんでスタッフ転向決めた先輩とか、苦しい状況でも努力し続ける人たちを見て、正解は与えられるものじゃなくて、自ら生み出していくものだと気づいた。人生うまくいってそうな人でも、多分その人は正しい選択をし続けたわけではなく、選んだ道を正解にしていく努力を続けられたんだと思います。それに気づいてから、僕は「自分の選んだ道を正解にする努力」を大切にしてきました。8か月あったリハビリ生活もFO転向後のぼびげからのパワハラ(有難いご指導)も、ラクロス部に入ったこと、ポジションを変えたことを正解にする心意気があったからこそ乗り越えられたんだと思います。過去の選択の正否に悩む後輩、これから大きな選択に迫られる後輩はたくさんいると思います。過去の選択を後悔しても過去に戻れるわけじゃない。今いる自分の選んだ道で最大限の努力をすることが成功の秘訣です。すべてが終わった後に、過去を振り返ってはじめてその選択は正解になるんだと思います。だから、みんなには過去のことも未来のことも考えずに「今」を全力でラクロスしてほしいです。
最後にお世話になった方々に感謝を述べて終わりたいと思います。
39の先輩方へ
ぼびさん、千葉さんをはじめとした素晴らしい先輩方のご指導を受けてFO出来たこと嬉しく思います。
39にふさわしい選手になれたか分かりませんが、ラストイヤー39を背負って試合に出れて良かったです。
社会人ラクロス頑張ってください!
松村へ
怪我してアウトしてただけなのに、一丁前に玄人顔すんな。
後輩FOerへ
之武
ここから1年大変なことが多いと思うけど、心を強く持って努力し続けてほしい。
嫌なことから逃げずに向き合い続ければ、必ず結果は出ると思います。期待してる。
しんちゃん
FOになってくれてありがとう。
一橋FOユニットに新たな風を吹かしてくれ。
困ったことがあったらなんでも相談してください。
(たかひと?)
FOなんてやらずにAT頑張って。
でも、試合でたかひとのフェイス一回は見てみたい。
同期へ
4年間ありがとう。
大変なシーズンだったけど、みんなで頑張れてよかったです。
就浪勢は国立でみんなで就活しましょう!
MGの方々へ
急な武者連絡に対応してくれてありがとうございました。前日22時に笛出してほしいっていっても対応してくれるのは一橋MGだけだと思います。
他大学のFOの皆様へ
武者受け入れてくださりありがとうございました。特に明治、早稲田はいっぱい行かせてもらいました。
引退後も仲良くしましょう!
ぼちぼこの2人へ
2人がいたから頑張れました。ありがとう。
Let's go 鳥万!
両親へ
リーグ戦毎試合観に来てくれてありがとう。
金銭的にもかなりお世話になったけど、日々の応援が力になりました。
社会人になったら必ず恩返しします。
祖母へ
いつもたくさんのお小遣いをくれてありがとう。
おばあちゃんがいたから、お金のかかるポジションでも続けられました。
本当にありがとう。
次は、子供の頃の夢なんて一切関係なく、ただモテたくてパイロットになったはるとです。貸したお金が返ってこないのは、多分人生余裕そうだからだと思います。