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2025

ラストシーズン 主将/DF 木村友宥

今シーズン、主将を務めます木村友宥と申します。

OBOG保護者の皆様、昨シーズンも幣部の活動に多大なるご支援ご声援いただきありがとうございました。今シーズンも変わらずのご支援のほどよろしくお願いいたします。




 今シーズンから新たに、「決起ブログ」を始めることとした。近年の結果は、ブロック3位、final4敗退、入れ替え戦ギリギリ回避という結果となっている。一橋が一部中堅校のままなのか、強豪校になれるのか、はたまた一部の舞台から消えてしまうのか。26シーズンはSERPENTSにとって「変革の年」であると同時に「勝負の年」である。そのようなシーズンを開始するにあたって、各々が今までの部活人生を振り返り言語化をすることで、覚悟を示すためのものである。


①今までの3年間を振り返って

 この3年間はケガの影響もあり自分自身と向き合う時間が長かった。思うようにプレーできず、ピッチに立てないもどかしさの中で、自分が今何をすべきなのか、何をやれるのか考えることが多かった。同期が活躍し、他大学の同世代が結果を残していく姿を見るたびに、「負けたくない」という感情が自分を突き動かす原動力となっていた。ウィンター後の東大との練習試合で境堀が点を決めた時、山本がAの試合で爪痕残していた時、関東ユースの選考に引っ掛かりもしなかったとき。悔しい、負けたくないという感情が一番のモチベーションだった。復帰後の立教戦で点を決めた時や評価練でAに入ることができた時、頑張ってきた甲斐があったと少し感じることはできたが、大きな達成感を感じることはできなかった。24シーズンのFinal4慶應戦や25シーズンの日体戦など、覚えているのは悔しい試合ばかりである。

 また、チーム全体や周囲の選手に意識を十分に向けられていたかと言えば、そうではなかった。自分にベクトルを向けて取り組めていたのはよかった半面、他人へ干渉する点では大きく足りなかった。


②26シーズンにむけて

 だからこそ、主将としてチームの先頭に立つ今年、自分がどのように貢献するべきなのか、先輩の話をたくさん伺い考えた。結論から言えば、「チームが苦しい状況にあるときこそ、言葉と行動で鼓舞する存在になる」ということである。調子の良いときや得意な場面で声を出し、リーダーシップを発揮することは誰にでもできる。しかし、チーム全体の雰囲気が沈んでいるとき、自分自身の調子が悪いとき、ミスが続いて空気が重くなったとき、きついランメニューの時、練習試合で負けが続いたときなど、そのような状況でチームを前へと引っ張れる人間は多くはない。それでも、その役割は誰かが果たさなければならない。そしてその役割を担うべきは、自分であると強く自覚している。それは単に自分が主将だから、というだけではない。

 自分はこれまで挫折や悔しさを経験してきた。だからこそ、苦しい局面で前を向く強さを仲間に示す責任がある。ピッチ上での成長はもちろん、プレー以外での部への貢献、チーム全体を俯瞰する視野、部員100名の人生を預かっているという覚悟を、誰よりも強く持ち続けなければならない。自分自身がその基準を体現する存在である必要がある。

 どれだけ苦しい状況でも仲間の背中を押し、チームの空気を変えられる部員である。その覚悟を一年間、言葉と行動で示し、このチームを学生王者へと導くことが自分の使命である。



続いては、今シーズン副将を務めるしんたろうです。大きな選択を決断した彼の覚悟に乞うご期待。

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