日頃よりserpentsに温かいご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございます。本年度主将を務めることになりました、石川稜と申します。新シーズンに向けて、ご挨拶申し上げます。
自分が主将となって成し遂げたいことはただ一つです。
「学生日本一になって、serpentsに関わる全ての人たちとその感動、喜びを分かち合う」
学生日本一になって、フィールドの皆んなとスタンドにいる現役部員と、応援にしにきてくれた全ての人々と、目標を成し遂げたその最高の瞬間を共有する。
この目標を達成するため、日々、チームと自分に高い基準を求めていく所存であります。
昨シーズン11月3日、我々は関東学生リーグ準決勝で慶應義塾大学に10対11で敗北しました。この経験が自分の思いを強くしたので話させていただきます。
前半終了時はリーグ戦の勢いそのままに4点差をつけて勝っていましたが、後半こちらのミスと相手チームの猛攻で逆転されてしまいます。
残り30秒で主将深見の劇的な同点弾が決まるも、その喜びもつかの間、最後の最後にこぼれ球がゴールに入ってしまうあっけない幕切れとなりました。
フィールドにいた自分は目の前が真っ白になりました。3年間焦がれて、視界に捉えていた学生日本一への希望は一瞬で絶望に変わります。
納得感を持って努力しても、強くなったと確信し勝てると思える自信がついても、チーム全員が同じ方向を向いても、それでも手に届くことはないのか、このチームでも勝つことはできないのか、と打ちひしがれました。
このチームでこの結果なら、来シーズンこれ以上のことが成し遂げられるのか?
それでも、主将深見は私たち後輩に向けて試合後こう言いました。「俺たちはダサい代だ、目標を達成できなくて恥ずかしい。」、まさしさん(*1)や井口さん(*2)は集合写真の時、悔し涙で、うまく笑えていませんでした。OBの方々は、いい試合だったと言ってくれて、自分たちを気遣ってくれてました。
(*1)17serpents副将。SCを務め、中心となって部員を引っ張った。ポジションはDF。
(*2)17serpents。ポジションはAT。17シーズンでは、独特のゴールパフォーマンスを見せ、オールスターに選ばれた。
悲しい気持ちになりました。自分が描いているのはそんな瞬間じゃない。勝って自分はやってやったぞと胸を張りたい、泣いて最高の笑顔で写真を撮りたい、OBの方には俺たちのことを気にすることなく、どんちゃん騒ぎしてほしい。
最高に喜びたい。
だからこそ、昨シーズンのチームを超えて学生日本一になるしかない。
偉大な先輩方と、昨シーズンの自分たちの無念をすべて受け止めて、力に変えて、強くなります。
駄文を長々と書いてしまいましたが、これからも温かいご支援よろしくお願いいたします。
主将 #7 石川稜