第2戦vs立教大学まであと4日。
そしてBリーグ第2戦vs早稲田大学まであと2日。
4年生のブログ第12回はFOer#24矢島充貴です。
ぜひ最後までご覧ください!
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僕にはSERPENTSに入って忘れられない瞬間がある。
16SERPENTSがウィンターで優勝した時だ。
一見すると華々しい記憶。
だが、怪我でモチベーションも低く、自主練もまともにしていなかった僕は1度も試合に出ることなくこの大会を終えた。
チームが勝ったのに喜ぶに喜びきれない。これ程悲しいことは人生においても早々なかった。
ラクロスを始めてからよく耳にする言葉がある。
「チームの力」
中学時代はバドミントン部、高校時代は陸上部で100mを専門としていた僕には馴染みの薄い言葉だった。
チームの力ってなに?チームで勝つってなに?
僕の持論はこうだ。
チームの力は"ベクトル"の足し算に似ている。チームに所属する個々人のベクトルの向きが同じ方向に向かっているならチームの力は大きくなる。
この考え方の良くないところは、それに反するようなベクトルをある程度無視できてしまうところだ。
その結果が1年の冬の僕だった。チームのベクトルに乗っかているだけだった。
じゃあ
「今、自分のベクトルはチームと同じ方向を向いているか?チームの力になっているか?」
その事を再度確認する機会となったのが
3年の冬、同期の照山*1と中島*2にFOerへの転向を打診されたことだ。
(*1 4年MF#3照山拓人。関東ユースに選ばれた他、現在SCとしてチームのOFを牽引する。*2 4年FOer#19中島拓海。3年時からリーグ戦にて活躍し、増量計画にて他大学FOerに負けないフィジカルを手に入れた。)
1ヵ月近くどうするか悩んだ。けど、今思えば心の中では初めから決めていたんだと思う。
怪我ばかりで3年間まともに試合に出たこともないような自分が、プレーで自分の武器を活かしてチームの力になる最後のチャンスだと思った。
Why do we fall?
人は何故落ちる?
So we can learn to pick ourselves up.
這い上がることを学ぶためだ。
映画『Badman Bigins』に登場する台詞であり、僕の座右の銘となっている言葉だ。
落ちるところまで落ちた弱い自分に這い上がる足場をくれたのは同期であり、このSERPENTSだ。
そのSERPENTSを勝利へ導く。
そのために今自分は、たとえ誰が相手でも目の前の1人を挑越し、這い上がるだけだ。
4年 FO #24 矢島充貴