第3戦vs成蹊大学まであと2日。
4年生のブログ第16回はTR田村美帆です。
最後までぜひご覧ください!
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負けるのは嫌いだ。
幼い時からいろんなスポーツをやってきたけど、どれも中途半端で辞めた。
自分の限界を感じると、負ける前に言い訳をして逃げてきた。
そんな私がSERPENTSに出会って、このチームの一員として学生生活最後、本気で勝ちを目指したいと思った。
そう意気込み入部して7ヶ月が経つ頃、ある選手から言われたこの言葉は今でも忘れられない。
「お前がいるチーム勝てないな」
実際、2チームに分かれて臨むサマーやつま恋で私が担当するチームはことごとく負けた。
冗談半分のこの言葉が、当時の私には重く重く感じられた。
勝ちに繋がらなければトレーナーのやってることは全部ただの自己満。
自分の行動がどこかで負ける理由を生み出してないか?
プロトレーナーがいるなかで、学生トレーナーは選手に何ができる?
永遠の問いにぶつかった瞬間だった。
答えが見つからないまま4年になった。
チームは勝てない。
はっきり言って去年より質が低い。
そんな言葉もかけられた。
悲しい。
苦しい。
悔しい。
これまでやってきたことは何になってる?
意味なかった?
限界を感じて自分の成長から逃げた。
組織を良くすることがTR長としての自分の責任だとか薄っぺらい言い訳をして。
そんな時にやった後輩との面談。
彼女たちは、悔しさやもどかしさを感じながらもトレーナーが楽しいと笑顔で話していた。
涙を流しながらも努力していた。
そうじゃん。
私もこうやって選手と一緒に成長していくことが、楽しくて仕方なかったのに。いつのまにか忘れていた。
逃げちゃいけない。
最後の瞬間まで私は1人の学生トレーナーとして成長する。
今は、その先に学生トレーナーの意味も見つかると思っている。
私にしかできないことがきっとある。
そう信じて、私も選手と一緒に最後まで戦い抜く。
チームも、私も、もう負けない。
WRITER:田村美帆