MCの直からバトンを受け取りました。
部活が忙しい中でも言い訳をせずに1年から単位を取り続け、毎日自主練動画を欠かさず投稿し続けるその真面目さがとっても素敵です。今シーズンもチームにたくさん得点をもたらしてくれることを楽しみにしています!
まず初めに、平素より一橋大学男子ラクロス部 SERPENTS を応援してくださる皆さまに心より御礼申し上げます。
今シーズンも変わらぬご支援・ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
26シーズンでSTF長を務めます、井上真花と申します。
今年はついに最高学年となりました。これまで以上に責任と覚悟を持って、日々の練習に励んでまいります。

決起ブログでは何を書くべきか悩みましたが、ここではこの2年半を振り返り、嬉しかった瞬間、悔しかった瞬間、そして新シーズンへの決意を書きたいと思います。
感情ベースの拙い文章ですが、温かく読んでいただけますと幸いです。
まずは悔しかった瞬間。
練習運営で十分にパフォーマンスを発揮できなかった時。
審判でミスジャッジをしてしまった時。
際どいジャッジで試合間に罵声を浴びた時。
フライミスで試合の流れを乱してしまった時。
スコアが役に立っていないと知った時。
そして、チームとして勝ち切れなかった時。
ファイナル4やファイナルの舞台を他チームが戦う姿を見る時。
個人としても、チームとしても、悔しい瞬間は数えきれません。
特にフライは、試合に直結する役割であり、選手との「信頼」関係の現れであるからこそ、悔しさを感じる場面が多くありました。
フライはプラスを生むことは非常に難しく、正確に行って初めてプラスマイナスゼロをつくれる仕事です。
ミスはほんの一瞬で起きてしまい、気づいた時にはもう遅いです。
1番最初に気づくのも自分で、その後はマンダウン中に何もできず、DF陣を頼りに祈るしかありません。
自分の責任が目に見える形で残るのに、自分の手で取り返す術がない——
その苦しさや悔しさ、申し訳なさは、言葉にしきれないほど大きいです。
だからこそ、26シーズンはまず円滑なフライを行うために「信頼」を積み重ねる一年にします。
私の指示を信頼し、安心してコートに入っていってもらえるところから。
TSも含め「ベンチにいるだけで安心する」と思ってもらえる存在になるまで。
必ずやり切ります。
次は、嬉しかった瞬間。
正直、部活では苦しい時間の方が長いと思っていましたが、振り返ってみると嬉しい出来事も想像以上にたくさんありました。
23シーズン、同期プレイヤーがメキメキと上達しているのを感じた時。
24シーズン、ブリオベッカで関東決勝を応援できた時。
ファイナル4進出を決めた法政戦でスタンドから声を枯らした時。
25シーズン、最後の最後に勝利をもぎ取った時。
チームとしての嬉しい瞬間が思い出されました。
そして、「1スタッフとしての喜び」もまた確かにありました。
もともと、私が続けてきたスポーツにはスタッフはいませんでした。
だからこそ、スタッフは本当にチームに必要とされているのかと悩んだ時期もありました。
しかし学年が上がるにつれ、大学スポーツは単なる競技の場ではなく、「組織としての活動」であり、スタッフはその中で選手の手が届かない部分を整え、組織全体を良くする、強くする存在なのだと気づきました。
一橋にスポンサーがなければ立ち上げる。
ASがいなければASとして動く。
何でも屋のように見えるかもしれませんが、一つひとつの活動に小さな喜びややりがいが確かにあります。
スコアから選手の成長が定量的に見えた時。
スポンサー事業で多くの方から支えられていると実感した時。
フライをノーミスでやり切れた時。
審判としてプレーオンがかけられるようになった時。
そして何より——
1人のスタッフとして「信頼」されていると感じられた瞬間が、何より嬉しかったです。
私は器用なタイプではなく、この多様な業務で型にはまっていない組織では手探りで少しずつ成長してきました。
それでも、リーグ戦のフライ、スカを任せてもらえたり、ジャッジを評価してもらえたり、ルールの質問をしてもらえたり…
頼りたい、頼れる存在と思ってもらえた瞬間に、日々の小さなことの積み重ねが報われた気持ちになります。
任せてもらったからには想像以上のクオリティ、バリューを発揮する。
それが今シーズンの私の責任であり、覚悟です。
26シーズンは、長として自分だけでなくスタッフ組織、そしてチーム全体を見渡し、組織全体を強くしていくことを大切にしていきます。
この一年、
「信頼」を 「期待」に変える
そんな存在になります。
次は明るくてパワフルキューティなTR長の和奏です。初めて会った瞬間放たれたあの魅惑のキラキラオーラは決して忘れられません!!
そんな和奏の素敵な文章に期待です!

