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2018

日記リレー 2年 山内凌太

ストライカー顔負けのゴーリーキラー、2年MG岡田梨沙からバトンを受け取りました2年STFの山内凌太です。

梨沙の紹介が一昨日の小池とまったく同じですが、示し合わせたわけではありません。要するに誰が見てもそう、ということなのでしょう(多分)。


さて、どこの大学でもそうだと思いますが、ラクロス部のチームスタッフの1つの大きな仕事としてラクロスの審判があげられます。



ラクロス協会審判部によると、

審判員とは「ラクロスをラクロスらしくプレーさせる」ための第3のチームであるとしています。


ラクロスは『地上最速の格闘球技』といわれることからも分かるように、その最大の魅力はスピード感と激しさだと言えます。

しかし、ルールブックにダメだと書いてあるから反則、という考えに固執しファウルを取ることだけに目を取られていると、その最大の魅力を損なうことに繋がりかねません。

(もちろん、脳震盪が疑われるなど、対応に一刻を争うようなケガをした選手が発生した場合は即座にプレーを止める必要がありますし、その辺りの適切な対応も審判員には求められます。)


では、ラクロスの魅力を損なうことなく試合を安全に遂行するにはどうすれば良いのか?


個人的には「激しいプレー」と「危険なプレー」は似て非なるものだと思います。

ルールブックの内容が一つの基準になることは間違いないのですが、それにとらわれすぎるのではなく、

◇相手を不当に邪魔している…テクニカルファウル

◇明らかに危険なプレーである…パーソナルファウル

という基準で、自分がそのプレーを見たときにどう思ったのか?を大事にすることが大切なのかなと考えています。


加えて、審判員はプレイヤーが快適にプレーできる環境づくりへの努力も欠かせません。

例えば、クロスがボールを持っている相手選手のヘルメットに当たってしまったときに、オフェンスの選手もディフェンスの選手も「あれ、今のスラッシングじゃね?」とか「やべ、スラッシングやっちまったか?」と頭をよぎり、その後のプレーに(多少だとしても)集中できない、といったことが起こるかもしれません。

でもそこで、それを見ていた審判が「今のはブラッシュ(軽くこすること)で、スラッシュではないよ!」とプレイヤーに発信することで、当てた選手も当てられた選手も近くにいた他の選手も集中して引き続きプレー出来ます。


このような選手への発信やコミュニケーション、あるいは審判同士の共有といった点は他の審判員やプレイヤーから信頼される審判員になるためにも欠かせない部分です。

僕は幸運にも、審判資格を取得してから間もない時期から上級審判との並走の機会をいただき、間近に見ることで上級審判がただファウルを取るだけではなく、試合中に何を考え、どう振る舞っているのかといった点を学ぶことができました。

まだまだ上級の方と同じようには出来ないですが、審判に入る機会があるたびに彼らがやっていることを意識するようにしています。




ところで、1か月ほど前の週末に日本ラクロス協会主催のプレシーズントーナメントの予選が菅平で開催されました(準決勝以降はつい先日行われました)。一橋はこの大会には参加しませんでしたが、この大会で審判をするために僕と3年MG蕏塚さやかが5月25日〜27日に菅平に行ってきました。


この大会では社会人の上級審判も来てくださり、上級の方と並走したり、お話を伺ったりすることで僕たち派遣に参加した学生審判のレベルアップを目指すという側面もあります。

上級審判の方々。去年のリーグ戦や今年のSPリーグでお世話になった方ばかりです。


さやかさん、左が慶應OBの原さん、右が青学OBの渡邊さん。お二方とも今年の商東戦を吹いてくださいました。


同タームに一緒に参加した社会人, 学生の審判たち。


最近、より高レベルの審判が部内で求められていることや、昇級志向が上級生MGだけでなく同期MGの間でも高まっているのを感じます。特に同期MGはみんな審判に対する意識が高く、僕も負けていられません。

また、僕はこのタームで審判派遣に参加した唯一の2年生でした。早いうちから上級審判からアドバイスを頂いたり、オンオフ双方で関わりを持てたということはとても恵まれていることだなと感じました。ここで得た経験や上級の方からいただいたアドバイスを胸に、レベルアップして自分の目指す審判像に近づいていきたいと思っています。


長々と語ってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は常人には理解しがたい圧倒的な母性で部員を暖かく見守るもっぴーママこと2年MG磯辺桃子に回したいと思います。



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