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2022

『転換点』 4年 白井みすず


あんなから回ってきました。同期唯一の良心的な存在ですが、部内で1番悪いのは彼女だと思っています。



早いものでもう引退してから1ヶ月も経とうとしてることに驚いています。


他のTS陣は後輩向けにかっこいいことを書いている思いますが、私は日本語が弱いので拙い文章となりますが、お付き合いいただければ幸いです。


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この4年間を振り返ってみると、私の部活に対するモチベーションはずっと一定のところを保っていたなと思います。特段上がることもなく、そこまで落ちることはないという…

いい意味でも悪い意味でも「部活は部活」だと変に割り切っていたからかなと思います。



後輩に4年間どうやってモチベーションを保ってきたのか、とよく聞かれますが、前述の通りモチベーションの上下があまりなかったので、今更ながら良いアドバイスができていなかったな…と思います。


ただ、自分の中でモチベーションの基準値が上がるタイミングはありました。

それは、3年生の秋ごろ、代替わりのタイミングです。主務の仕事を知るために、予定連絡ラインに入れてもらったのですが、そこでは毎日信じられない速度・数の連絡が行われていました。

練習試合を1試合組むのにも、ラグビー場を借りるにも、多くの人がそれぞれではたらいてくれていて、その結果として部活ができているということを実感しました。

自分の中の「当たり前」が当たり前ではなかったのだと気づかれされた瞬間でした。

それまでの私は、毎日朝練でラグビー場を使えるのは当たり前、練習試合がコンスタントに組めるのは当たり前、外部グラウンドが取れるのは当たり前、そんな風に思っていました。

先輩たちがたくさんの人の協力のおかげで部活ができている、ということをよくおっしゃっていたのですが、こういうことか…と改めて実感しました。


大学生がやってる「部活」のために、部員はもちろんOBOG、保護者の方など大勢の方の協力があることを知り、そういった人たちに恩返しの意味でも絶対に勝って、結果として示さなければいけないなと思えた時、ほとんど動きのなかった私のモチベーションの基準値が上がりました。


実際、この、部活ができている環境が当たり前のことではないと理解している人は少ないのかなと感じています。私の役職柄、グラウンドについてだったり部費についてだったり文句を言われたりしたこともありました。みんなのために動いているのに、それがわかってもらえなくて辛いし、なんのためにやっているのかとも悩んだこともありした。


この「当たり前」が当たり前でないと理解して、お互いがお互いのために働きかけ、尊重し合えるようなチームになれば、自ずとそれぞれのモチベーションは上がってきてくると思います。



ここまでつらつらと書いてきましたが、私は部活に対するモチベーションを絶対に上げていかなければならない、とは思っていません。

もちろん、「日本一」という部の最大目標達成に向けてモチベーションをあげて、部に貢献するという形が理想的でなのかもしれませんが、あまりそこに囚われすぎないでもいいのかなと思います。

いろんな人がそれぞれの理由で入部してきているのだから、それぞれ部活に対する想いだったり、この部活に入って何を成し遂げたいのか、どんな学生生活を送りたいのかは人によって違うのは当たり前です。ただ、日本一を取ろうと全員で決めた目標に対して、全員が同じ方向を向けていないとその達成からは遠のいていってしまう、それだけのことです。



部活をやっていくなかで、しんどいこと、本当にこれ意味があるのかな?と思いながらやっていたこともあります。一刻も早く引退したいと思っていた時もあります。

でも獨協戦で引き分けて、引退が決まった時、こんなにあっけなく4年間って終わっちゃうんだなあとちょっと寂しかったです。



後輩たちにはこんな虚の気持ちになって欲しくないので、部活への向き合い方、「日本一」という遠くて大きな目標との向き合い方を自分の中で決めて4年間後悔のないように楽しんで欲しいです。


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最後になりますが、あたたかいご声援をくださったOBOG保護者の皆様、4マネについてきてくれた明るくて優しい後輩MG、なんだかんだ頼れる同期、そして最後まで見守ってくれた家族、本当にありがとうございました。



次は奏です。4年間共に頑張ってきた良きパートナーです。モノマネが本当に下手なのでいつか上達した姿を見せて欲しいです。


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