ゆいなからバトンを受け取りました。
彼女はどう森の世界から飛び出してきたのだと思わせないくらいパワフルでした。ゆいなは素敵な人と出会って、幸せになって欲しいなあと思います。
TR長お疲れさま。ありがとう。
はじめに、平素より一橋大学男子ラクロス部SERPENTSを応援してくださりありがとうございます。来年度以降も変わらぬご支援・ご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
25MG長を務めました、平真依と申します。
これから長々と語らせていただきますが、私は日本一のMG長になった訳ではないので、参考程度に読んでいただけますと幸いです。
リーダーには、色んな正解があると思います。背中で魅せるタイプの存在でも、お母さんのような存在でもいい。それが組織のカラーにはなるけれど、それよりも、組織のことを一番に考え、行動に移し続けられるかどうか、そして周りの意見を大切にできるかどうかということの方が重要だと思います。リーダーの選択は、組織の選択、方針となっていくし、思っている以上に後輩はリーダーの行動を見ている。私はパッション系MG長で、ひとりで突っ走ってしまうことが心配されていたので、意識的に同期MGに相談するようにしていました。これは本当に大切なことでした。新しい取り組みを導入する際は、私と全然キャラの違う3人から意見をもらい、まず4年MG内で納得した上でMG全体にリリースしたことで、すごくスムーズでした。4年の足並みが揃っているというのは後輩にとっても重要なことだったなと思っています。
MG長の具体的な仕事として、組織の課題に対してアプローチしていくことが挙げられます。例えば、私は練習運営や試合のタイムで評価練を行ったり、年功序列で固定だったリーグ戦のボックスメンバー決めを、毎回話し合って学年関係なく入れるスタイルに変えたりしました。これらの取り組みに込めた想いは、主に5つあります。
①上級生も高みを目指し続ける組織にしたかったこと。一橋はずっと日本一を獲っていないから、これまでの背中に追いつくだけじゃ日本一は厳しくて、超えて行かなきゃいけない。上級生はMGとしての天井が見えがちだけど、上級生が現状に満足したら組織としての成長は止まってしまう。U20のTCに挑戦させていただくことに決めたのも、その姿勢を先頭で見せるためでした。
②下級生が自分の強みと課題を言語化する機会を設けること。評価練は全員が評価する側にも評価される側にも回るものだったので、基準づくりや定量的に数値を出すことが難しい取り組みでした。そして、評価練で燃える人もいれば、そういうものが苦手なひともいます。だから、とにかくしっかり経緯や目的を説明して、できるだけ皆が納得した上で取り組めるように努め、総評価を出したらきちんとその理由を説明し、組織とも個人とも向き合い続けることを大切にしていました。
③学年関係なく指摘したり意見を発しやすい組織にしたかったこと。下級生だからこそ気づける視点はたくさんあるけど、それを発信するのは勇気がいること。評価練での下級生から上級生へのフィードバック、マネミーテでのMGの想いコーナー、月1でのまねふぁみ会の開催の意図はここにあります。
④当たり前の基準を高めていくこと。これは私のMG長としての軸でした。MGの仕事は、日々の練習や試合の「当たり前」の環境をつくることなので、その基準が高まれば練習の質も向上するし、選手との信頼関係も築くことができると考えていました。
⑤MGも勝利の要因となること。結局、MGが実際に一点を取ったり、ボールダウンさせたりすることはできないことなんて、そんなの分かってる。それでも、それでもシーズン始めから「勝利の要因となるMG」にこだわってきた。あの時ボールアップを頑張って、1球でも多くシュー練できたから、試合で再現できたのかもしれない。あの時フライで入るMFが残り時間を把握していたから、あそこで決めきれたのかもしれない。勝利の要因になろうともがいて進めた一歩や、一手間の工夫の積み重ねは、何かしら周りにプラスのパワーをもたらすはず。
ただ結局、MGも試合に勝つことによって報われる。だから、勝てなかったり、選手より熱量が上回っていると感じてしまったりすると、苦しんでしまう。最後は信じるしかないけど、信じ続けるって、すごく難しくて大変なこと。
苦しいシーズンだった。
勝てない。1勝があまりにも遠い。試合でMGの力なんてきっと小さいのだけれど、負けの要因をMGに向けてしまう。あの時ハーフでもっとストレスのない誘導ができていたら。あの時の怪しいピックをイリピで吹いて注意していたら。あの時もう少し早く残り時間を伝えられていたら...。
もう何が正解か分からない。自信なんてなくなっていって、チームに対しても諦めることが増えていった。
そんな時に話を聞いてくだった方がいました。U20のHCです。目を背けていた自分の気持ちと向き合って、1度思いっきり泣いて弱くなって、自分の想いを言語化して、納得してまた前に進もうって思えて、よかったです。これまでやってきたことが正解だったかは分からないけれど、でも、「やってよかった」と自分の言葉で言えたことを覚えています。もなさん、2時間弱もじっくり1on1をしてくださって、本当にありがとうございました。4年生になってあんなに涙を見せたのは、もなさんだけです。
タイトルの「六光星」というのは、母校である修猷館高校の校章です。自分の六光星、すなわち指針・軸・信念を見失わないことが大切だったこと、そして修猷での熱く、妥協を許さない環境が自分の礎となっていたことから、このタイトルをつけました。

もう少し語らせてください。ここからは、学年ごとに組織について考えていたことを書いていこうと思います。冒頭にも書きましたが、結果で示すことはできなかったので、参考程度にお読みください。
1年生。MG未経験だった私は、「誰かのために」「組織のために」部活をするということが、よく分かりませんでした。いかに自分が楽しく、効率よくやるかを考えていたと思います。でも、夜遅くまで壁行ったり、ミーテしたり、筋トレしている同期を見るうちに、「この人たちと勝ちたい」という感覚が芽生えていきました。また、「組織のために貢献すれば、自ずと自分の成長もついてくる」のだと分かるようになりました。
2年生。組織での存在意義を探す時期でした。MGの仕事って別に誰でもできるから、自分だけの武器を模索したり、役職の仕事でオリジナリティを出したりしていました。「武器を探せ」はマネ長面談で2まねに何度も言ったと思います。プレイヤーはもちろん、TSも自分にしか生めない価値は絶対に持っていた方がいい。2年生のうちに武器を尖らせたら間違いなく後々楽だし、チームに還元する段階に早く到達できます。色んなひとが各方面でどんどん武器を尖らせていったら、リーダーが上手くまとめてくれるはずです。(このリーダー像の理想は、森さんと希空さんだなぁ。)
3年生。組織に必要とされるひとになりたかった。4年ではなく、3年生のうちに自分がいなきゃいけない組織を目指さなきゃいけない。なぜなら、4年生になったら、自分の武器を後輩に教えたり、学びを組織に還元したりしつつ、「自分がいなくても大丈夫な組織」をつくっていく必要があるからです。
ただ、4年生になった私は、自分がいなくても大丈夫な組織づくりへのシフトが上手くなかった気がしていています。うちのMGの後輩は優秀なので、変に私が手出さずともどんどん成長してくれる子たちでした。そんなことより4年生は、4年が引っ張らなきゃいけない場面で、しっかり背中を見せる方が大切だったと感じています。

長くなりました。最後に感謝を伝えさせてください。
コーチの皆さまへ
不甲斐ないチームでしたが、見離さず声をかけ続けてくださりありがとうございました。お忙しい中2年間定期開催してくださったGM幹部ミーテは、本当に貴重な時間でした。
個性豊かな同期へ
4年間ありがとう。勝てなくて苦しいラストシーズンだったけれど、なんだかんだでみんながすごく後輩に慕われていたから、最後に大きな感動を生むことができたんだと思います。みんなと出会えてよかったです。社会人になっても飲み行こうね。
最近、空き教室界隈が賑やかになってきて嬉しいです。古参の岡田くん、そしてはると、ありがとう。一緒にしんどい時期を乗り越えられてよかったよ。とか書いときます。
まっちー、ほんっとうにおつかれさまだよ。ありがとう。
先輩方へ
忘れられない景色をたくさん見せてくださいました。経験が足りないくせに、先輩に負けたくないってスタンスで尖ってたので、だいぶ生意気な奴だったと思います。でもその分求めてくださるようになり、成長の機会もたくさんいただきました。ありがとうございました。
さきちゃん、あさか、ひーちゃんへ
「4年生になったらこの子たちの力が必要になる」と思って育成していたから、初っ端から妥協しなかったし、その分しんどい時もあったのかなと思います。ごめんね。でも本当に必要な3人でした。3人それぞれの色で炎が輝いていました。3人なしの25シーズンは考えられないよ、本当に本当にありがとう。
みづき、みほ、みお、はなへ
合同練期は、余りにも跳ね返りのない4人に頭抱える日々だったよ、笑。育成とBリーグを通してすごく成長してくれたね。もう安心してさんまねになれます。そしてとにかく愛おしい。ひとりひとりかけたい言葉がありすぎる。今年は大変なことだらけだったよね。本当にありがとうね。
じぇしななへ
シフトが被る度に成長していて、たくさん驚かされました。期待しかないです。いつも笑顔と癒しをありがとう。ウィンター応援行くね!
お世話になった他大学の方々へ
ラクロスを通じて、数え切れない出会いがありました。はじめは、4年のリーグ戦期に必ず活きてくると思って、審判活動や渉外の立場を利用して、割と戦略的に人脈を広げていました。でも、その中で「頑張っているひと」「尊敬できるひと」に出会えるのがすごく嬉しくて、いつしか学びや刺激をもらうようになっていました。
今年も渉外飲みが開催されそうで嬉しく思います。こーせーさんブログ読んでくれてますよね、ありがとうございます!
そして、U20という素晴らしいチームに関われたこと、とても感謝しています。High Intensityを体現する姿に、毎試合力をもらっていました。コーチやTCの方々にも恵まれました。
れあとことえもありがと。最高な2人に出会えたことは、私の支えになっていたよ。これからもずっと、馬鹿みたいに笑い合っていよう。
最後に、大好きなぱぱとままへ
大学生になっても思いっきり部活をさせてくれてありがとう。どんどん部活中心の生活になっていって、心配かけてごめんね。いつも配信も見てくれていて、試合後1番にくれるメッセージ嬉しかったよ。福岡から駆けつけてくれた開幕戦は、やっぱり勝ちたかった。「serpentsに関わる全ての人と夢・希望・感動を分かち合う」ことを思い出させてくれる存在でした。これからゆっくり恩返ししていくね。
おじいちゃん、おばあちゃんも本当にありがとう。
お次は陸です。みんなが嫌なことも、部のためにネチネチ言い続けてくれた、我らがMCです!部のモラルを守ってくれてありがとう。最後の観戦の後、「明日から陸に会わなくていい!」と万歳三唱がなされていたほどに愛されています。彼はたくさんイジられても、なんだかいつも嬉しそうです。他己紹介で仕返しされないか不安ですが、陸のブログが楽しみです!

