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2025

価値あるもの G 木田貴

最近免許を取ったらしい岸から回ってきました。彼は部活に人一倍熱心なうえ、私生活も充実しており1日48時間くらいあるのでしょうか。まあ、なんにせよ安全運転を心掛けてほしいですね。

 


新3年でゴーリー務めています木田です。



自分は天才ではない。


この2年間何度もこれに気づかされた。

なんだか、悔しい。

でも、この事実を受け入れないといけない。


天才でない自分が日本一の高みを目指すチームのゴーリーとして何をもたらせるだろうか。天才だらけのゴーリー界隈の中でどんなバリューを出せるのだろうか。それはまだ分からない。むしろそれを見つけることこそが今年のテーマかもしれない。

 

 

振り返ること浪人生の夏。

先に大学へ行った高校の同級生に再会すると「ラクロス」についてあれこれと語られた。

どうやら「日本一」を掲げて充実の日々を送っているようだった。

彼は他の誰よりも忙しそうだったけど、その目は誰よりも輝いて見えた。

そんな姿勢に憧れ、大学に入ったらこんな熱い中身の濃い日々を過ごしたい。そんな思いを持った。

 

当然のごとく、大学に入ると新歓期に真っ先にラクロス部に行き、入部した。

自分も日本一を目指して最後の学生生活を注ぎたい。頑張った人にしか見えない景色があるだろう。

そんな熱い思いを内に秘めていたはずだ。

そしてきっと、彼らのように自分も活躍できるだろう。自分の将来の活躍を妄想し、一点の疑いもなかった。


でも、入部してからの現実はどうだっただろう。


思い描いていたような夢物語はなかった。


普通に何もかもが難しかった。


そんな自分とは裏腹に、どんどん沓くんは成長していく。僕の見解だと、恐らく(勿論努力もあるにせよ)彼は所謂天才にあたる人物なんだと思う。勿論、他大学の上手い同期ゴーリーも、上手な先輩もどんどん上達してゆく。置いてかれていく焦燥感はとんでもない。


結局自分に才能がないのか、とただ諦めるだけの日々だった。だけど、それで辞めてしまうのは過去の自分を裏切るみたいだったので、かろうじて続けられた。いつしか憧れてた存在になるために、という思いだった。1年生はそんな感じで過ぎていった。



5月のあすなろカップくらいから少しずつではあるが、上向き始めた気がする。ゴーリーが明学も合わせて4人いて、本当に出れない危機があったからかな。練習試合でもちょこちょこ良いプレーもできるようになった。本番では、良いプレーができた一方で悔しさも残った。「悔しさ」を真の意味で感じたのはあすなろが初めてだった。


2年生の1年間は、Bチームをほぼ1枚で乗り切り、強制的に圧倒的な場数を積んだ。本当に貴重な経験だった。他人よりもゆっくりかもしれないが、着実に一歩一歩踏み出せた。


特に、Bの早稲田戦、千葉戦はすごく印象に残っている。この2試合のような震え上がるような経験を、来年、再来年もっと大きな舞台で感じたい。


この2年間すごした結果、プライドを捨てることの重要性がわかった。


自分に才能がないことは自覚した。

その上で、自分には何ができるだろう?


それは、正直まだ分からない。


だけど、まずは個人技術を上げること。セーブの部分は勿論、クロスワーク、ロンパの精度、早急に改善しなければならないことは多々ある。今日も、たくさんシュート決められて悔しかったけど、そういった日々の悔しさ、或いは嬉しさといった感情を大切にしながら日々過ごしてゆきたい。


過去の自分が憧れていたような存在になりたい。


才能が無いならば、補わなければならない。


圧倒的に練習や場数を踏まないといけない。今のままでは、慶應レジェンドGの仰るところの「悔しがる権利」すらもない。悔しがれるくらい練習して、大きな場面、緊張感のある場面で任せられるような存在にならないといけない。天才でないものは、秀才にならないといけない。



結局のところ、何を言いたいのかまとまりのつかない文章になってしまった。それくらい、まだチームの中での自分のバリューははっきりとは分かっていない。


ただ1つ、個人技術を上げないといけないことだけは分かる。圧倒的に個人技術を上げながら、「自分にしか出せないバリュー」を考えていきたいと思う。


馬鹿馬鹿しいくらい熱くて、不器用で、やかましい自分が、たくさん止めてたくさんクリアしたら盛り上がるかもしれない。


過去の自分にとっての憧れの存在に近づくために。

過去の自分を裏切らないために。

そして、それが誰かのため、チームのためになるように。


自分の価値を出せるよう、精進して参ります。



次は鈴木康太くんです。

彼のいじりは強度が高いため、標的になるとだるいです。そんな彼もラクロスの実力は本物です。トリを飾る大エースの熱いブログをご覧あれ。

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