浦和が生んだ奇才櫻井から受け取りました。
3年AT石川です。
つらつらと自分の思いを書きました。駄文ですがお許しください。
どんなに頑張ったって越えられない壁がある。
自分は自然と、そう生きてきてしまった。
目の前に一番高い壁が立ちはだかっていても、
自分は、初めからそれを越えようとしない。
心の中で勝手に無理だと諦めている。
越えようとか越えたいとか、思わない、思えない。
そのくせ見栄を張る。
そっと、その横にある少し低い壁を目標とする。
そこに向かってはがんばる。
目指すところをしっかり決めた時の自分は意外と強い。
現状の自分が今どれくらいの能力かはよくわかってる。
目指すレベルがどれくらいなのかもだいたいわかってる。
それを埋めるプロセスもそんなに間違ってない。
だから、最後はそれなりに目指すとこにいる。
だけど、たどり着いたところはそんなに高いところじゃない。
1番高いところは初めから諦めてるから。
たどり着くはずもない、一番高いところ。
でも、別に嫌だとは思ってなかった。
なんとなくはうまくいったから。
それなりにうまくなったから。
そんな自分が今は、
1番高い壁を目指してる。
日本一。
今までの自分なら目指すはずもない高いところ。
変えたのはこのチームでだった。
後輩は関東制覇した。
頼もしい彼らに、
かっこいい背中を見せたくなった。
先輩たちのアツい思いを聞いた。
自分の話も聞いてもらった。
事あるごとに議論した。
反発もした。
それでも背中を押してくれた。
共に戦う覚悟が生まれた。
苦しんでいる同期と話をした。
うまくいってる同期と話をした。
それぞれが悩みを持ってた。
みんながもがいていた。
それでも、一緒にやりきると決めた。
一緒に戦いたい仲間だった。
自分一人では目指さなかった壁。
越えようともしなかった壁。
一番高い壁。
生まれてはじめて、越えたいと思った。
越えようと思った。
一人ではなく、
このチームで。
以前とは少し変わった自分は嫌いじゃない。
前の自分より、いくぶん前向きな気がする。
今更で恥ずかしいけれども、
この部活に入ってよかった。
さあ、
目指すところを決めた時の強い自分を出す時だ。
このチームで
やってやる。
精一杯あがいてやりきってやる。
待ってろ
日本一。
つぎは、長岡が生んだ秀才青木にまわします。