今年度主将を務めました深見大地です。
11/3の関東学生リーグ準決勝におきまして慶應義塾大学に敗れ、今シーズンの活動が終了しました。
1年間多くのOB・OG、保護者、学内、地域の方々にご支援、ご声援をいただいたことに感謝しています。本当にありがとうございました。
この1年間、辻HCと共に新しい取り組みにチャレンジし続けてきました。個別の取り組みは書きませんが、final4に進んだことがそれら取り組みの成果である一方で、final4で勝てなかったということが事実であり、後輩には今後の糧にしてもらえるように伝えていくつもりです。
私が慶應義塾大学との試合の反省をあげるならば、やはりメンタル面の弱さが挙げられます。
試合を通じてOF陣の簡単なミスが目立ち、一橋のポゼッション時間は極端に少なく、前半の段階でDF陣にはかなり負担をかけてしまいました。
5点の差がつきながらもOF陣は最後までいつもの形で攻められるシーンは少なかったです。対して慶應は前半こそしのいでいた一橋DFに対して猛攻を続け、後半着実に点を重ねて来ました。
自分を含めチームのメンバーとも常に強気で攻め続けるということは共有されていましたが、本調子が出てこなかったのはあの大舞台を日頃から想定できていた慶應と想定が甘かった一橋の違いです。
最後のラスト30秒で同点にした勝負強さは今年のチームの力を表していますが、その後のラスト30秒でどんな形であれゴールに玉をねじ込んだ最後の決勝点は、慶應の気持ちの強さを象徴しているように思います。
私個人の反省は、同点に追いついた後のフェイスオフです。日比野(4年FOer)がブレイクを作ったシーンで、日比野が打つべき状況でありながら、自分にパスするように要求しました。
普段のグラウンドでは、いかに簡単に点を取るかを常に考え続けて来ましたが、同点ラスト30秒というシチュエーションで私は自分で打つことしか選択肢になかったように思います。
あの緊迫する状況であっても、いつものように冷静に判断することが出来れば勝てた、出来なかったので負けたと今でも思います。
誰もが理解してることですが、練習でやっていることしか試合では出せないことは事実です。加えてあの大舞台では、練習して来たことを出し切ることも難しい、と痛いほど感じました。
試合後の挨拶でも述べましたが、近年SERPENTSは確実に強くなっています。組織体制やラクロスへの取り組み方も毎年変わって来ています。
後輩たちは、学生日本一に向けて最適な取り組みを全員で考えぬき、覚悟を持って1年間やり遂げてほしいです。そして来年こそ強いSERPENTSを作り上げてほしいです。私もできる限りのフォローをしていきます。
最後になりますが本当に多くの方に支えられて1年間戦い抜くことが出来ました。去年の私は部活がこんなに楽しくなるとは想像していませんでした。終わってしまってから自分がいた環境がいかに楽しく、幸せだったかを感じているとともに、その環境を用意していただいた皆様に感謝しています。
来年こそ後輩たちが結果で恩返ししてくれると信じているので、今後ともご支援、ご声援をどうぞよろしくお願いします。