リーグ戦vs武蔵大学まであと8日。
4年生のブログ第2回、本日はMF#17蔭山友晴です。
最後までぜひご覧ください。
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気が付けば、リーグ戦まであと1週間ほどになった。
絶望を味わった去年のリーグ戦から、約1年が経ったことになる。
勝負の1か月を前に、今の自分の気持ちを整理しておこうと思う。
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僕は、大学スポーツとしてのラクロスに惹かれた。
チームが目指す「一橋の顔」「国立を代表する存在」という視点が新しかった。
しかし部活を始めると目の前のラクロスに必死だった。
1年の新人戦での優勝も、2年のBリーグのFINAL4進出も、3年のリーグ戦も、内輪のそれでしかなかった。
初心を思い出させてくれたのは、就活だった。
就活では、気づけば自分のラクロスへの想い、一橋でラクロスをする意味について語っていた。
いくらでも話せたし、話していてこれが自分の目指しているものだと再確認できた。
今年は、元(*1)さやか(*2)と共に広報や運営を担ってきたが、その意味付けをしていく過程でも、最初の想いに立ち返ることができた。
(*1 4年副将.育成コーチ後藤元。MCとして運営の統括に関わる。*2 4年MG蕏塚さやか。広報長として、広報を統括する他、「蕏塚さやかのSERPENTS図鑑」を担当。)
シーズン序盤には、嬉しいこともあった。
国立市の大学通りで行われるリレーマラソンへの協力の一環で、ソフトラクロス体験を実施できたことだ。
地域に、地域の子供たちに、すこしはラクロスを知ってもらえたかなと。
国立という街に少しでも認知してもらい、今はできないが、いつかホーム開催でリーグ戦ができるように、また多くの人に来てもらえる未来を期待している。
だが、こういったグラウンド外の行いだけでは、人々の心は動かせないだろう。
最後に必要なのはプレーで感動を与えることと、その先の結果だ。
ラクロスは、再起のスポーツだと思っている。日本においては。
きっとメジャースポーツで何の挫折もなくうまくいっている人間は、ラクロスではなく、そのスポーツを選ぶはずだ。
皆、なにか挫折を乗り越えて、または乗り越えようとして、ラクロスをしているはずだ。そんな思いもプレーで示したい。
鬼気迫るような、死に物狂いの。
そんな姿は、人の心も動かせるはずだ。
5.18 東大五月祭。今年も東大に招待いただき、商東戦を行うことができた。
企画運営から担ってきた今年の五月祭では、両校の応援部による楽器演奏も実現し、昨年のリーグ戦で完敗した東大から、勝利を収めることができた。
多くのOB、保護者、また応援部をはじめとする体育会に来ていただいたうえでの勝利。
特に学内に対しての関わり方を変えてきた今シーズンにあって、ア式やバスケ部といったこれまで関係が薄かった体育会からも足を運んでもらい、team一橋として勝利を分かち合えたと思うと、嬉しさもひとしおだった。
「一橋が日本一になるということ。」
国立という都心の外れの、一橋という文系単科大学の、スポーツエリートでも何でもない、どこか常に2番手の自分たちが、死に物狂いで勝ちにいくということ。その積み重ねで日本一になるということ。
そのストーリーに恥じない努力を、してきたはずだ。
学業も、アルバイトも、チーム運営も、もちろんラクロスも。
1学生として、1アスリートとして、やれるだけのことはしてきたはずだ。
その努力を、正しいものにするのは、リーグ戦の結果でしかない。
その姿を、見てほしい。
その姿で心を動かせたら、最高だ。
初戦の武蔵は、チーム状態も良く、強い。
去年も敗れている相手だ。不安もある。
だが負けない。
苦しむだけ苦しんだ今シーズン、
あとは這い上がるだけだ。
引退を迎えるその瞬間まで、
昨日の自分を挑越し続けるのみ。
4年MF #17 蔭山友晴