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2021

『チームの勝敗』4年 千葉直人

天才帰国子女のえりなから回ってきました、FOの千葉です。彼女が敬語で喋っているのを今年一年間見たことがない気がします。


何を書くのか迷った結果、チームの勝敗というよく分からないテーマに着地しました。

チームの勝敗ということばには

(個人の勝敗という単語との比較の上に成り立つ)チームの勝敗

(単純にことばの意味のままの)チームの勝敗

とがあると思うのでそれぞれについて述べていきたいと思います。


・個人の勝敗との対比としてのチームの勝敗


FOというポジションは相手との勝敗が非常に見えやすいポジションです。

例えばATだと相手ATと直接マッチアップすることはないため、スコアやアシストなどで間接的に比較するしかありません。しかし、スコアやアシストには自分の能力以外が占めるウエイトが非常に大きく、AT同士の実力を正確に比較するのは難しいんじゃないかなと思います。

対してFOは同ポジション同士でマッチアップするため残酷なまでに両者の実力差が見えやすいポジションです。いかにFOにしか分からない要素が複雑に絡み合っているといえど、FOじゃない人からは勝率という数字だけで判断されてしまうことが多いです。

なので、ともするとチームの勝敗よりも個人の勝敗を重視してしまうといったことにも繋がりかねません。実際僕もチームが負けた時でも自分が勝っていればそれでいいやとか思ってしまったこともありました。すごく不健全な考え方ですね。そういった不健全な考え方に陥らず、チームとしてどうやったら勝てるのかっていう視点を忘れないでほしいです。

かといってfor the team の考え方が強すぎて個人としての勝敗に拘らないのも結局はチームの勝ちには繋がらないのでそれはそれで考えものですが、、

まあやっぱり自分が勝ってチームも勝つのが最高だし、勝てる個人が増えるとチームの勝利にも繋がるので、一人一人が個人としての勝利を追求するのもとても大切だと思います。

個人としての勝利=個の力

チームとしての勝利=組織力

と言い換えるとイメージしやすいと思いますが、個人としての勝利を追求しつつ、チームとしての勝利を見失わないような人が多いチームになればきっといい結果を残せるのでがんばってください!二兎を追うものしか二兎を得ません。

・単純にチームが勝つか負けるかという意味でのチームの勝敗


「敗因になる」という経験がその選手をめちゃくちゃ成長させます。そしてその時期は早ければ早いほど良い。そもそも4年の最後の試合で敗因になってもその先の人生で悔やむことになるだけで、チームの勝ちにつながることはないし、早い段階で変わろうと決意することで最終的な到達点がかなり変わるからです。最上級生になってから変わろうじゃ遅すぎます。

少し自分の話をすると僕は2年生のときのリーグ戦、中央戦で敗因になりました。そして立教戦では敗因にすらなれませんでした。

そんな自分が恥ずかしくて、先輩方に顔向け出来なくて必死で努力しましたが、3年生のシーズンでもチームを勝たせることが出来ませんでした。初戦の慶應戦では1Q始めのFOで失点し相手に流れを与えてしまったし、二戦目の明学戦では俺がブレイクを決めれず負けてしまいました。

ラストイヤーこそは勝因になろうと強く決意し練習を重ねました。特にシュート練習は肉離れした日も、雨の日も、眠い日も本当に毎日やりました。その甲斐あってか練習試合では勝因となれることが増えました。でも結局4年生のリーグ戦では個人として結果を残すことが出来ても勝因となることは出来ませんでした。

何が言いたいかというと努力にはしすぎるということも早すぎるということもないということです。


↑ シュー練で履き潰した靴


僕は2年生のリーグ戦をきっかけとしてさらに強くなろうと思い努力をしてきたのですが、それじゃ勝てなかった。努力し始めるのが遅すぎた。もちろん2年のリーグ戦前も努力していなかったわけではないし、FOになってからはなんならめちゃくちゃ努力していたと思う。でもただ上手くなろうと努力するだけじゃダメで、チームを勝たせる選手になるにはどうしたら良いのか?ということを考えて努力しないといけないと思います。

そしてそれをもっと周りに波及させる必要があったなと思います。僕自身は特にグラボについて周りに色々教えたりしたんですけど今振り返ってみるともっとできたなあって感じます。こういう話をすると自分が上手くなることに集中したいとか思う人もいるだろうけどそれならDS選ばれるくらい上手くなってくださいって話だし、そもそもDS選ばれてた照さんも篤さんもまさるさんも他の人が上手くなれるように努力してたよ。あとは上手くないから人に教える自信がないですとかいう人もいるだろうけど、人に教えようとすることで自分の中で何が足りないのか分かりやすくなるから結果として自分が上手くなることにつながるよ。情けは人の為ならずってやつですね。


読むのめんどくさいくらい長くなってしまったので要約すると

①チームを勝たせる選手になるにはどうしたら良いのか?ということを常に考え続けてめちゃくちゃ努力しよう

②自分が上手くなるための熱量と同等のものを他の人が上手くなるために捧げよう

です。

みんながこれを出来ればもっと良いチームになれるんじゃないかなあと思います。がんばってください!!


と、ここまで後輩に向けてのことしか書いてなかったので同期にもメッセージを送っておきます!みんなとラクロスできて楽しかったです。特に最上級生になってからはめちゃくちゃ楽しかったし頼もしかったです。下級生の頃は怪我でなかなか活躍できなかった選手、ポジション転向をした選手、Bチームで後輩の規範となるプレーをしてる選手、陰からチームを支えてくれたTS、みんなが活躍してる姿を見てるのが自分が活躍してるときより嬉しかったです。ラクロス部を選んでくれて、そして続けてくれてありがとう。


FOというポジション柄、学生、社会人問わず多くの方々にお世話になりました。

皆さまのおかげで強くなれたと思います。ありがとうございました。

特にヴィクターのことはずっと勝手にライバル視してたけど、ヴィクターが強くあり続けてくれたおかげで僕も強くなることが出来たと思ってるので感謝してます。


武蔵にもめちゃくちゃお世話になりました。

あと熊田はタイプが似ていたこともありお互い高め合えたと思います。ありがとう。

スポーツ選手とかがインタビューとかで周りに感謝してますみたいなの聞いて嘘くさって思ってたけど、いざ引退してみると自分でも驚くくらい色々な人たちへの感謝で一杯です。

ここには書き切れないくらい多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました!

次はサーペンツが誇るインフルエンサー、アリスタです。いったいどんな文章を書くのか楽しみですね。

ちなみに彼女と予備校が同じだったことはここだけの秘密です。

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