結婚に一番近い男武井くんから回ってきました重松です。武井くんの子供こぷた君をみんなでラッパーを志すように育てるのが楽しみです。
時間の流れは早く引退して1ヶ月が経ちました。毎日長時間睡眠を取り、バイトや友人と遊ぶ時間が増えました。とても楽しいですが部活生時代の刺激的な日常かと言われればそうでもなく、なんとも言えない感情で日々を過ごしています。
4年間の部活を振り返りつつ何を書こうかとフワッとした状態で文を書き始めてしまいました。このまま書き続けようと思います。稚拙な文章になってしまうと思いますが、一読頂ければ幸いです。
私はFOerというポジションを務めていた。真ん中でボールを取り合うのだが、フィールド上の選手、ベンチの選手、観客席の人達、みんなが一斉に見てくる。すなわち、勝ち続けたり多くのブレイクを作っていると良い意味でものすごく目立つことができる。逆もまた然りではあるが。
私の一つ上の学年に千葉直人というFOerがいた。この人は勝ち続け、自分で得点を重ねまさに言い意味で目立っていた。千葉さんがいた去年のSERPENTSは「千葉が1点取ってくれるからまぁ大丈夫」といったように、千葉さんがSERPENTSに新たにFOerの「あたりまえ」を作り出した。
一つ上の代の先輩が引退し、FOerに関して言えば後輩が少なかったことから、当然自分が試合に出て活躍しなければならなくなった。それどころか、自分は千葉さんが行ってきたSERPENTSにおけるFOerの「あたりまえ」を求められた。
22シーズンが始まり、私は何とかこの「あたりまえ」をこなすためにもがき続けた。しかし、千葉さんのように毎試合foを勝ち続け、毎試合得点に関与することはできなかった。
同期は優しい人が多いので直接的には言ってこないが、練習試合後などにたまに言われる「千葉さんってやっぱ凄かったんだな」といった何気ない言葉にさえ、なんとも言えないモヤッとした感情を何度抱いたことか。
期待されるのは光栄なことだ。自分が本当に毎試合全敗していたら期待すらされていないだろうから。更に、私の場合はFOに勝ってそのまま得点に絡めた時のように、期待に応えられたときは最高に気持ちがいい。しかし、期待されるというのはこんなにも苦しくキツいものでもあると、四年生の一年間で思い知らされた。
リーグ戦期間には、シーズン当初に比べFOでの勝率が上がり、得点に関与することもあった。しかし、中央戦ビハインド時の4QのFOでのイリプロ、獨協戦リード時の4Qでグラボミスでの負け、結局自分での得点は0と、大事な場面で自分はやはり期待に応えられなかった。
だからと言って、このラストイヤーの内容に後悔ばかりしている訳ではありません。実際自分の成長を大いに感じることができた上に、リーグ戦前まで練習試合で連敗続きだったチームがFINAL4あと一歩という所まで来れたのだから。あと一歩じゃダメだと言う人もいると思います。自分もそのように思う側面もありますが、一方でここまでみんなで共に悩み抜いた過程は人生にいい味付けをしてくれたに違いありません。
後輩たちは日本一を取って、後悔ひとつ無く気持ちよく引退して欲しいです。あとは任せました。
以上を持ちましてラストブログとさせていただきます。OB・OGの方々、保護者の方々、コーチ陣の方々、プロトレーナーのお二方、部員、他大のFOのみんな、家族と本当に多くの支えがあってここまでやってこれました。この場を借りて感謝を伝えさせて頂きます。本当にありがとうございました。
次は霜鳥あんなさんです。彼女は恐らく私たちの代で一番大人な方です。自分みたいなガキがヘラヘラ話しかけてもいつも笑顔で最後まで話を聞いてくれる優しい聖母です。もしかしたら彼女が結婚に一番近いかもしれません。
WRITER:野崎圭祐