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2022

『今、生きている』4年 小野航大

一年の頃は同期ATを総称してチビ、チビ、デブ、デブ、関口と呼ばれていました。その中の関口である中肉中背の関口君から回ってきました。リーグ戦で彼を含める同期AT全員活躍できたことがとても嬉しく誇らしいです。よく頑張ってくれたと思います。


さて、四年間の出来事、感じたことをつらつらと書き記したら5000字程度になってしまったので、引退してみて今思うことを誰に向けてということはなく語っていこうと思います。


先日、プロ野球の日本シリーズを見てて、オリックスの4番がサヨナラホームランを打って球場を沸かせていた。

ラクロスをやっててよく感じたことがある。「生きてる感」だ。66でシュートを決めてみんなが湧いてるとき、グラボ後にゴリゴリのキム君に追われてるとき、最後数秒でショットを外して試合に負けたとき、リーグ戦でシュート決めて観客席を沸かしたとき、ギリギリの試合に勝って仲間とハグしたとき、どれも「ああ今自分生きてるな、生を実感するな」と感じていた。「生きてる感」を味わえる瞬間は幸せであった。あの時、オリックスの4番はこんな思いをしていたのだろう。

学生ラクロスを終えた現在、今後これほどに「生きてる感」を実感できるのかと不安になる。人生において、プロのスポーツ選手、武道館でライブしてる歌手にならないと、これほどの「生きてる感」を味わうのは難しいのではないかとすら思う。自分はこの「生きてる感」を学生ラクロスで多く感じることができたと思うし、そのような環境にあったことをとても感謝している。

後輩に言いたいことは今の学生ラクロスのうちにめっちゃ「生きてる感」を実感してほしい。体育会で活動してることは社会人になってからも役立つとか、学生でチームをまとめてる経験なんてなかなか味わえないよ、とかそういうのは正直どうでもよくて、将来のためとか考えずに今生きてる感じをとにかく味わってほしい。今を無駄にしないでほしい。ああ、本当に生きてたなって実感して引退を迎えてほしい。今、自分が後輩に言えるのはこれくらい。


しかし、これほどまでに「生きてる感」を実感できて幸せな四年間ではあったが、それでも引退から1か月近く経ってもふと悲しくなるのは、結果を残せなかったからだろう。最後の年は特に結果がすべてと自分に言い聞かせてきた。そうしないと甘い自分は結果以外の何かがあるからしょうがないと言い出しそうだったから。同期も甘々な人が多いから同期に対してもよく結果がすべてと伝えていた。もちろん結果がすべてでないことは分かっていたけど常に言い聞かせた。それでも結局結果を残せずに終わったのだ。これが現実である。考えてみれば当たり前のことで、自分と同じように結果がすべてと考えるやつは多くいて、そいつらも同じように結果を残せずに終わるのだ。


「生きてる感」と結果がすべてという考えは矛盾しないと思う。後輩に伝えられるとすれば、結果がすべてではないけど結果がすべてであるということ。それぞれ個人で解釈してほしい。

そんなこんなで苦しい場面も楽しい場面も多くあり、とても濃い4年間を過ごせてよかった。

最後にはなりましたが、家族、同期、OB・OG、後輩、コーチ、トレーナーの方々、他大学の友人、高校同期、大学の友人、その他活動を温かく見守ってくれた方々のおかげでとても充実した日々を過ごすことができました。この場にて感謝を申し上げます。。


これにて私のブログを締めさせて頂きます。



次は現役時代に部活、バイト、就活、彼女と4兎を追っていた曽我くんです。

人間4兎を追うことは無理だそうです。

そんな彼の視点から書かれるブログに皆さん期待していてください。

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