4年生になる時に魂のスタッフ転向を遂げたキキさんから回ってきました。マネージャーからスタッフに転向するという選択はかなり勇気のいる選択だったと思います。彼女はこれから法学の道に進んでいきますが、何年後かに法廷で再開することのないよう真面目に生きていこうと思います。
ついに自分の引退ブログを書くときが来てしまいました。稚拙な文章を長々と書くことが予想されるので、本当に興味がある人だけ読んで頂けたら幸いです。
この引退ブログでは、シーズン中何度も言ってきた「決め切り」について今思うことを書きたいと思います。今読んでくれている人は、「またそれかよ」と思うかもしれません。でもごめんなさい、またこれです。これしかないんです。
最後の試合では、決め切りに一番大切なのはチャンスでボールをキャッチしてからの落ち着きなのだと思い知らされました。「何当然のこと言ってんだよ」と思われるかも知れませんが、これが一番難しいんです。
この「落ち着き」は試合経験でのみ得られるものだと思います。ありがたいことに、今年は幹部の方針で1年を通して何十試合も行ってきました。運よく大きな怪我もなく、七大戦やブリオベッカでの春の最強決定戦にも出場することができました。ですが、、それでも足りなかったんだと思います。最後の試合でのキャッチしてからの焦り、緊張は凄すぎてもう覚えてません。断じてビビっていた訳ではないし、気持ちの面で負けていたとも思いません。ただ、「決めてやる」「決めなければ」と思った時の一瞬の『力み』がせっかく到来したチャンスを潰していきました。。今シーズン「決め切り」とか「落ち着き」の反省ばかりしてきたので、勝手に克服したと思っていたキャッチしてからの焦りが、最後の試合のここぞという場面で出てしまいました。この反省をもう活かすことができないと思うと本当に寂しい気持ちになります。後輩の誰かが、大舞台のチャンスでこの「決め切り」のことを思い出してくれたら書いたかいがあります。
ここで、現役の選手に向けて教訓めいたことを2つ書こうと思います。
1つ目は常に評価されているという自覚を持って欲しいということです。自分は今でも最初の評価練のことを鮮明に覚えています。意気込んで臨んで、翌週の朝練前の夜に結果が出ました。眠る前にベッドの中で見た初めての評価練。結果は4層、一番下。翌朝やばい寝汗をかいて起きたのを覚えています。それから、自分の部活生活には常に「評価」の2文字がついて回りました。「評価される側」としての自覚。だからこそ、ちょっとのことではアウトできなかったし、出方が無くなるのが怖いから練習試合にはどんなことがあっても出ると決めていました。その考え方が良かったのかはわからないけど、最後の年安定して試合に出れたのはそのおかげかなと思ってます。
2つ目は、チャンスでパスを受ける側は2人分の後悔を背負う覚悟で決め切らなければならないということです。慶應戦、森からの2つのパスは思い出すだけで発狂しそうになります。エモでの右下へのパスと森のトップ1on1からネクストへのパス。自分は2つとも決めきれませんでした。チャンスで味方から受けたパスをキャッチミスしてしまう、もしくは決めきれなかった時、ミスした側はもちろん、そのパスを出した相手にも「パスではなく自分が打っておけば」「もっといい選択があったのではないか」という後悔を残してしまうことになります。そのため、アシストしてもらう側は二人分の後悔を背負う覚悟を持ち、自分を信頼してアシストしてくれる人の選択を死ぬ気で正解にする必要があるのだと思います。
最後にお世話になった人たちへの感謝を書こうと思います。
ずっと一緒にプレーしてきたOF陣へ
みんなには本当に感謝してるし、みんなのこと尊敬してます。特に同期OFのことは、常に意識してたし、全員が強烈な強みを持ってる中で自分も埋もれないように必死でした。OF陣それぞれへの感謝は書き始めたら終わらなくなるし、ぐちゃぐちゃになってしまうのでここには書きません。引退ブログでさえチームメイトへの感謝の気持ちをきちんと言語化できない自分がとても悔しいです。
家族へ
これまで色んな面で支えてくれた家族には感謝しかありません。4年間部活を続けられたのは、何より家族の支えがあったからだと思ってます。ありがとう。就活頑張ります。
以上、拙い文章でだいぶ散らかってしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。
次は、4年生になっても成長を求めて審判の世界に足を踏み入れたみわこです。彼女のひたむきな姿勢は多くのプレイヤーの心を打ちました。就職先でもすぐに圧倒的な支持を受けるんだろうなぁ。