Blog

ブログ更新情報


2024

『日本一になりたかった。』DF 吉原圭吾

SERPENTSの顔担当のMC横田くんから回ってきました。


彼は本当に顔が強くて、グラウンドにいると彼しか目に入らないくらいです。そんな周りの目を惹き付ける彼のように僕はなりたいと思います。


━━━━━━━━━━━━━━


はじめに、平素よりSERPENTSを応援してくださる全ての方々に感謝申し上げます。


私の学生ラクロスが終わった今、後輩たちに伝えられることは何なのかと日々考えておりますが、なかなかまとまったものが出てこず、ぼんやりとしたものになってしまいますがよろしければ最後まで読んでいってくださると幸いです。



24SERPENTSは学生日本一を目標に日々活動してきました。


今年は日本一を取れるチームであると、関わった人全員に伝えてきました。


結果はFINAL4敗退。

まあちょっと強かったよね、というチームで終了です。


あまりにも悔しい。

自分がこよなく愛する24SERPENTSがほとんど認知されずに解散。


慶應戦4Q残り10分切ったあたりから何とも言えない感情が溢れてきました。


試合終了の笛がなるその瞬間までは諦めない。そんなのはあまりにも綺麗事で、自分が過ごしてきたあまりにも濃くて熱い4年間が終わるのかもしれないという恐怖のような感情がどうしても抑えられなかったのを今でも鮮明に覚えています。



大好きなチームメイトともう一緒に練習できない。



あまりにも受け入れ難い現実に、数日間心の中にぽっかりと穴が空いたような感覚がありました。


本当に終わる時はあっけなくて、みんなが想像しているような激しい感情の動きだったり、ドラマのような感動の瞬間は訪れません。


残った感情は後悔、本当にそれだけ。引退って本当にしんどい。日本一を取らずして終わるこの不完全燃焼感、言葉に表せないくらいしんどいんです。




とにかくしんどいこの感情を25SERPENTS以降経験してほしくないので、我々24SERPENTSが日本一を取れなかった理由の中で、自分が伝えられそうなことを一つだけ伝えようと思います。



それは、「チームを勝たせる選手」の重要性です。



24SERPENTSは確かに強かったと思います。ただ、チームを勝たせる選手が少なかったのが非常に痛かった。


当たり前なことですが「チームを勝たせる選手」が多ければ多いほど良いです。


OFに関して言えば、慶應の藤岡、明学の小峰がその類の選手です。


「チームを勝たせる選手」をわかりやすく言い換えると、


試合中絶対に訪れる「流れきついな、今点取れたらアツいな」っていう時に必ず流れを持ってくるプレーをする選手。きつい時に勝手にボールが集まってきて、極論、ボールを持つだけで流れが来るような頼りたくなる選手のことです。


うちのチームの中で言えばその類に一番近いのは主将の森です。今シーズンのリーグ戦で結局流れを持ってくる得点を挙げてたのは森でした。


でも正直、森しかいなかった。これが24SERPENTSの大きな敗因の一つです。



今の学生1部であったら大体1チームに1人はそんな選手がいます。


では何が明学慶應などのチームと違うのか。


それはチームを勝たせる選手に試合以外でも頼ってしまう状態だと私は思います。


私が先ほど言ったように、「チームを勝たせる選手」は”試合中”流れを持って来てほしい時に頼りたくなる選手のことです。


試合外で強く頼ってしまうことはチームを弱くしかねないのです。試合外の練習などでそのような選手に頼ってしまっているチームはその選手以上の選手が生まれにくくなります。


うちのチームで言えば、森より上手くなろうという選手がほぼいなかったので結局森頼りのチームになってしまいました。その最たる例が明学戦でしたね。




なぜこのことを来年以降のSERPENTSに伝えたいのかというと、SERPENTSは他大学に比べてチーム内競争力が低く、チームの中で1番になるという意識でラクロスに向き合っている選手が特に少ないからです。


人間としての性格上、一橋にはそのような人間が多く集まっているのでしょうが、1番を本気で目指した結果1番になれなかった時の恥ずかしさであったり苦しさから知らず知らずのうちに逃げているのかなと思います。


特に一個下の代は、良い意味でも悪い意味でも周りと足並みを揃えるのが得意な代であるので、圧倒的な個が生まれにくいのかなと思います。


日本一になるためには圧倒的な個が絶対に必要不可欠です。


今の後輩たちは比較的均一なラクロッサーです。


裏を返せば、全員に圧倒的な個になるチャンスがあるということ。


来年は今年に比べて苦しいことが多くなるシーズンになるかもしれないですが、全員が世代最強プレイヤーを目指すことさえできていれば、彼らのポテンシャルなら必ず日本一を取れます。


町田率いる25SERPENTSに24SERPENTSが動かしたSERPENTSの歴史の続きを託します。頑張ってください。



以上、SCとして伝えたいことでした。まだ伝えたいことは無限にあるので機会があったらお伝えします。



ここからは4年間苦楽を共にした同期をはじめお世話になった方々に感謝を初めてしっかり伝えたいと思います。



大空

この4年間どんなときもライバルとして意識してました。そらが上手いプレーをしたらその度に焦って自主練を始めていました笑。コツコツ真面目にやり続けることが出来ない俺とは正反対で、4年間常にコツコツ努力し続けていたところ本当に尊敬しているし、そらが同期にいてくれて本当によかった。こんなにうまくて頭のきれるロングが同期にいるのは本当に頼もしかったし、4年間全力で頼らさせて貰いました。史上最強のDF組織を一緒に作って、一緒に日本一を取りたかった。本当に4年間ありがとう。


関川

俺とそらが結構主張とか要求の強い同期だったから、結構苦しい思いさせていたと思います。関川が居ない24DFは考えられないくらい、本当に俺らに必要な存在だった。いつも練習で関川に会うのが楽しみだったし、気づいたら俺より1on1強くなってて素直に羨ましいと思ってました。急にフィーホ自主練誘っても来てくれてありがとう。そのおかげでロンパ上手くなれた。DGDの相手が関川じゃないと不安になるくらい安心感あったよ。そらと3人で日本一とってまた3人で写真撮りたかった。お疲れ様、4年間本当にありがとう。

戸丸

中学サッカー部から合わせて10年間本当にありがとう。入学後のあの日、とまるとマッキーが俺の家に泊まりに来てなかったらラクロスなんて知らなかったと思うと、本当に感謝でいっぱいです。もはや話すことがないくらい長い付き合いだけど、この4年間の戸丸はあまりにも頼もしかった。10年間本当にありがとう。お幸せに。



大介

まじで逆張りしかしなくて、たまに本当に殴りたくなってたけど、ラクロスへの情熱であったり探究心は本当にすごくて尊敬してます。去年のオールスターでプレーしてる大介は本当にかっこよかったし、羨ましかった。今シーズンは骨折とかで思ったようなリーグ戦を過ごせなかったと思うけど、最後まで頼りにしてました。防具臭いのだけは本当に生理的に受け付けないからどうにかした方がいい。


しょうえい

人間としては本当に尊敬できるところがひとつもないけど、SSDMとして1番頼りにしていたし、ずっと期待していた。合宿のMVPにも、東大戦の注目選手にも個人的な期待だけで推薦したくらい。ブレイクに一緒に行っている時はマジで息合うし、出したいところにしょうえいがもう走ってる状況何度もあって本当に頼もしかった。冬の法政戦のブレイクは今でも鮮明に覚えてますよ。これからももしかしたら一緒にプレーするかもだけど、そうなったらまたよろしく。3年間お疲れ様。


みっつ

派手好きの俺からしたら本当に見ていて面白いプレイヤーだったし、オーバーヘッドだけはマジで敵わん。普通にみんな堅実なプレーしてた3年のAチーム時代に練習試合でオーバーヘッドするみっつがおもろすぎていまでも笑ってしまう。あとは、俺が2年でBにいった時1番コミュニケーションとってくれて本当にやりやすかったし、ラクロスが楽しくなった。最後はSSDMという形で共に戦ったけど、一緒にリーグ戦出れて本当によかった。4年間ありがとう。


横田

チームのためにCコーチになる選択をしてくれて本当にありがとう。簡単な決断ではなかったと思うし、俺からしても苦しい報告でした。1年から一緒にゴールを守ってきたみんなで最後のリーグ戦戦いたいって素直に思っていたから本当に悔しかった。それでも、チームに貢献する姿勢、同期へのサポートの姿勢は尊敬するところ沢山あるし、なんでか存在感があって非常にうらやましいです。とりあえずあと数ヶ月コーチがんばって。4年間ありがとう。


くり

グラウンドでくりに絡むことが最近なくなってなんとなく喪失感すごい。去年とは比べ物にならないくらい頼り甲斐のあるATになっていて、本当に苦しかった時期もあったと思うけどめちゃくちゃ嬉しかった。東大戦の初ゴールは自分の事のように嬉しかったです。なんか落ち込んだ時とかくり呼び出して湯けむり行ったりしたのが懐かしいです。クリ含め浦高の3人は早く免許取れ。お前ら乗せて運転しすぎたせいで膝痛かったんや。そんなことも全部まじで楽しかった。4年間ありがとう。


4MG

4年間お疲れ様でした。

自分はSCとして1番マネージャーと関わったプレイヤーだと思うのですが、本当に言い方とかキツかったと思うし、ぶつかることも多かったし、理解できないことが多かったと思うけど、Final4という舞台に全員で立てたこと、本当に嬉しく思います。それぞれが本当に優秀でこのMG組織は間違いなく日本一だと言えます。常にチームの事を最優先で考えてくれた皆はチームに必要不可欠な存在でした。

本当に沢山お世話になりました。

4年間ありがとう。


4TR

4年間本当にお疲れ様でした。

俺は本当にありえないぐらいの数の怪我してて、かなりお世話になりました笑

小さい怪我でも報告してたのは3人のことを本当に信頼していて、この人達なら少しでも自分の体をより良くしてくれると思っていたからです。辛いことばかりの4年間だったけれど一人もかけずに4年間走りきってくれてありがとう。Final4慶應戦の最後のダウン、3人のSERPENTS人生最後の仕切りだと思うと本当に悔しくてたまらなかったし、本当に苦しかったです。それでも、みんなのおかげで最後の試合は万全の状態で最高のコンディションでプレーをすることが出来ました。本当に本当に感謝しています。4年間一緒に闘ってくれて本当にありがとう。


町田

来年の主将の君に伝えたいことは、最後までラクロスを楽しむ心を忘れないで欲しいということ。チームは思ったよりも全然思い通りに作れないし、壁にぶつかることしかないと思う。その度に投げ出したくなると思うし、しんどいことも多いと思う。それでも町田がチームの希望として圧倒的なプレイヤー、そして主将になることが出来れば日本一は絶対に取れる。お前には周りを虜にするスター性がある。お前がのびのびラクロスを楽しむことができればチームの雰囲気は明るくなるから、しんどいことは周りに頼ってラクロス1番上手くなってください。来年のリーグ戦どういうチームになっているのかが今からもう楽しみです。また2人で飲もう。


塚本

次期SCに伝えたいことは、SCとして頭を使うことに流れがちだけどプレーで引っ張ることが本当に大事だということ。これは去年の航大から唯一(?)引き継いだことで、ユニットリーダーを上手く動かしてあとは自分が試合で活躍すること。これだけを常に意識して世代最強のプレイヤーになってくれ。もっと目立ちたいっていう気持ち全面に出してイケイケなプレイヤーになってくれたら嬉しい。お前がチームを勝たせる、その気持ちだけは忘れずに。

あと変なプライドを捨てて47番早く受けとってくれ。お願い。


富田

お前がどこまで上手くなるかで来年のDFが本当に180°変わる。とにかく上手くなり続けよう。俺のハチマキを引き継いだ後輩としてPASSIONを全身全霊で体現して欲しい。この1年間厳しいことを沢山言ってきたのは富田に本当に期待してるから。

頑張れ。


コーチの御三方

丸尾さん、じょうさん、本間さんの御三方がいたからFinal4という舞台に立てました。丸尾さんが最後まで自分のプレーに期待してくれていたから、じょうさんがオフェンスとは何なのかチームに教えてくれたから、本間さんが毎日グラウンドにきてくれたから、自分たちはここまで良いチームになれました。憧れていた47番で憧れていたあの人と共に闘えて本当に楽しかったです。1年間という短い間でしたが皆さんのことが大好きになりました。

本当にありがとうございました。


最後に、家族に向けて

去年から全試合見に来てくれて本当にありがとう。気づいたらラクロス初めて、バイトもろくにしないでひたすらラクロスだけをしている自分を最後まで応援してくれて本当に嬉しかったです。自分のラクロスの試合を楽しみにしてくれて、自分が大好きなチームであるSERPENTSを好きになってくれて本当にありがとう。この4年間で溜まった恩はこれから返していくつもりなので心配しないでください。ついに学生がおわりますが、ここまで育ててくれて本当にありがとうございました。あともう少しだけ甘えさせていただきます。




長くなりましたが、これにて私の4年間を終わりにしたいと思います。 




最高な仲間と出会えたことに感謝しています。



みんなのことが本当に大好きです。



本当に最高の4年間をありがとうございました。






日本一になりたかった。





24SERPENTS SC #47 吉原圭吾


━━━━━━━━━━━━━━


次は副将のぼびげくんです。


僕がみんなより少し遅れて入部した日に、入部宣言後一番最初に話しかけてきて、「俺も吉原っていうんだけど、ぼびげって呼んで」って言われて、マジで何言ってんだコイツって思ったのを思い出しました。


コメント
名前

内容