初めに、日頃より多大なるご支援・ご声援を賜っておりますスポンサーの皆様、OBOGの皆様、そして保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。皆様の支えがあったからこそ、私たちは日々全力で活動を続けることができました。
今後とも、変わらぬご支援・ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
塚本から回ってきました奥川です。彼のアキレス腱断裂を聞いた時は今シーズン終わりかなと思いましたが、5ヶ月余りで帰ってきて普通に驚きました。
後輩に伝えたいことを書きます。内容は同期と被っているものも多いですがご容赦ください。

まず一つ目は、失敗を恐れないことです。
プレーヤーにとって一番嬉しい瞬間は、自分のおかげで勝てた時だと思います。OFなら大事な場面で決め切ること、DFなら試合を通して相手のエースを止めること。そうした瞬間のために、みんな努力しているはずです。
僕は2年の頃からリーグ戦に出ていましたが、当時は正直、ただの数合わせのような存在でした。ファイナル4に進出した昨年も、進出できなかった一昨年も、試合の結果に関われない自分への情けなさばかりが残りました。だからこそ、試合で違いを生み出せるような選手になることをまず目指してほしいと思います。このレベルの選手がいることこそが日本一になる1番の近道です。
ミスを恐れる時というのは、評価練が近い時、出方がギリギリな時、チームが負けていて雰囲気が重い時など、誰にでもあると思います。
ただ、試合で違いを生み出すためには、失敗を恐れずチャレンジし続けなければなりません。
僕が最も後悔しているのはこの部分です。チームに迷惑をかけないようにという思考から、堅実なプレーばかりを選んでしまい、結果としてリーグ戦で違いを生み出せる選手にはなれませんでした。
リーグ戦ではチーム事情もあり、思い切ったプレーは難しいかもしれません。
それでも、練習試合や日々の練習は自分を成長させるための場です。評価や雰囲気を気にするのではなく、リーグ戦という本番で勝敗の当事者になるためにチャレンジし続けてほしいと思います。日本一を目指すとはそういうことのはずです。
二つ目は、怪我をしないことです。
(えーすけと被りますが)やはり怪我をしないことが一番大事だと思います。とはいえ、防げない怪我もあります。だからこそ、防げる怪我は防ぎましょう。体が硬い人、ダウンやアップをなんとなくでやっている人、ボロボロの防具やスパイクを使い続けている人など、ラクロスのことが好きな人は多いですが、怪我に対する意識はもっと高く持ってほしいです。
三つ目は、まず行動することです。
これは、怪我をしている人や、思うようにいっていない人に向けて伝えたいことです。チームを引っ張っている人がいる中で、怪我をしたり結果が出なかったりすると、どうしてもベクトルが自分に向きます。
中には、何もできていない自分が意見していいのかと考えて、発信を控える人がいます。(特に一橋はそういう人が多い気がします)。
でも、そんなことを考えるよりも、まず行動してください。怪我をしていても、プレーが上手くいかなくても、なんでもいいから動く。チームの内で求め合うことこそが一番大事なことだと思います。
こんなところで終わります。少し説教のように書きましたが、実際には自分の、そして今年のチームの後悔を綴っただけです。本来なら、ラストイヤーくらいは怪我をせず、チームの先頭に立って背中を見せ続けるべきでした。そして、誰よりも苦しんでいた町田を、支え続けなければいけませんでした。
チャレンジしやすい環境も、チームが勝てていればもっと作れたはずです。しかし、4年の立て続けの怪我に加え、試合にも勝てない日々が続いたことで、後輩たちには苦しいシーズンを送らせてしまったと思っています。本当に申し訳ないです。
そんな状況でも最後まで戦い抜いてくれたみんなの来年の活躍を、心より祈っています。
最後にお世話になった人に感謝を
先輩DF
怪我がちでミスばかりの自分に、本当に良くしていただきありがとうございました。
特にこばさんとそらさんには、調子が上がらなかったり怪我をしたりしてもAに置き続けていただき、最後まで期待してくださありがとうございました。
先輩SSDM
たかしまさん
頑丈すぎました。2年の頃、試合のたびに落ち込んで後ろに逃げていた私に、何度も声をかけてくださり感謝しかありません。また焼肉お願いします。
大介さん
期待してくれていたんだと思いますが、結局得点に絡めない選手で終わってしまいました。大介さんに倣って本気でBEST10を狙っていましたが、届きませんでした。32を受け継がせてもらったのにすみません。
しょうえい
しょうえいがGBやブレイクで違いを見せ始めたとき、このままじゃやばいなと思わされました。自分が成長できた要因は、間違いなくしょうえいの存在によるものです。
去年は怪我で迷惑をかけ、自信もなく遠慮していましたが、今なら肩を並べて試合に出られる気がします。そして、それができなかったことが心残りです。アドバイスとかはあんまりなかったけど楽しかったです。ありがとうございました。
後輩SSDM
まつりょう
最後の方は普通に頼もしいなと思っていました。だから来年の心配はしていません。
ただ、上手くなってすぐ怪我をする姿は自分を見ているようだったので、そこだけは気をつけてください。
西川
俺たちの怪我もあって転向してもらったのに、リーグ戦で使ってあげられなかったのが申し訳なかったです。
でも、誰よりも西川のことを応援しています。来年、再来年のリーグ戦で活躍する姿を楽しみにしています。必ず見に行きます。
後輩DF
全員に共通して言いたいのは、怪我に気をつけること。
そして、良くも悪くも優しいやつばかりなので、DF内でしっかり求め合って、硬いDFを作ってください。
TRの皆様
神蔵さん、根本さん。
怪我が多い自分に対して、日々ケアやアドバイスをしてくださり本当にありがとうございました。
学生TRの皆にも、たくさんのわがままを聞いてもらいながら、さまざまな箇所のテーピングや熱中症対応など、たくさん気を使わせてしまいました。ごめんなさい。
それでも皆さんのおかげで、リーグ戦の最後までピッチに立つことができました。
ありがとうございました。
最後に、両親へ
金銭的な面も含め、全てにおいてサポートしてもらいました。頭が上がりません。
本来ならここで恩返しを誓いますと言うべきですが、まだまだお世話になりそうなので、すみません。
ただ、面接で尊敬している人を聞かれたとき、迷わず両親と答えるくらいには、心から尊敬しています。
本当にありがとう。
次はラストの町田です。
色々な人のブログで怪我の話が出てたりしますが、彼は一度も離脱せず、そしてチーム状況を言い訳にせず、チームの先頭で戦い抜いてくれました。申し訳なさや感謝など色々な感情がありますが、まずは本当にお疲れ様でした。

