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2018

幹部対談②



こんにちは!


前半はもう読まれましたか?

読まれていない方は、是非前半から読んでいただきたいです!

http://serpentslax.com/blog/detail/id/10429


では、後半です。

後半は、リーグ戦に向けて幹部がどのように取り組むのかを聞きました。是非ご覧ください。


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―これから、シーズンが始まるまで半年程、シーズンが終わるまでにはあと10か月程ですが、どのような気持ちで取り組みますか?


寺尾「半年か。」

野村「やば。」

松居「これからリーグ戦まででしょう?」

石川「難しい。でもまだ2週間なんだよな。」

寺尾「 あっという間だよ。」

松居「もう2週間って感じがする。リーグ戦が始まるまでにこうなっておきたいっていう個人としても、MG全体を考えても、一応理想はあるけど、でも、今のままだと厳しいし…。7月でしょ?みんながどれだけ部活のことを考えてやるかってところだと思うから。特に4年がラクロスというか部活に対してどれだけ考えてどれだけ時間をかけてどれだけ頑張れるか、だと思う。」

石川「就活もあるしね。」

松居「もちろん、就活も頑張るんだけど、部活に対してそれで薄くなっていって、気づいたらあと1か月とかになっちゃったら怖い。就活に傾けすぎて、頑張るのは良いんだけど、その後、部活やるってなった時にあと1か月しかないってなったら怖い。」

石川「そうならないようにするにはどうしたら良いんだろう?」

松居「そうならない為には…。」

石川「それは、俺も危惧してる。なんならプレイヤーもだわ。」

松居・野村・酒谷「いや、TSがっていうか皆そうでしょう。」

石川「そうか…。そうならないためにはどうしたら良いかっていうのは皆に投げかけたい。」


川添「だから、その為のスローガンなんじゃないの?」

松居「まとめてきた…!笑」

石川「見えた…!」(上を見上げる)


川添「チームとしてどうあるべきか、リーグ戦までにどうチームを完成させるかっていうのがすごい重要で。何事も、過程ってすごく辛いことが多い。この間、テレビで、芸人のイモトが山を登って、途中死にそうになったけど、最後のてっぺんの景色はすごくて。そこの過程があったからこそ、達成感もすごいし。もし、すぐ見えるものだったら感動は薄いし。そうならないためにチームとして苦しいことにチャレンジして、苦しい時もあると思うけど、求め合いながら乗り越えてリーグ戦を迎えたい。そういう意味では、俺は個人的に『求め合え』ってスローガンは、ダサいとは思ってるけど、求め合って行くっていうことはチームとして大事だと思う。個人的なものとしては、その求め合え、っていうことを体現していきたい。苦しい時に、何を求めるかが大事だと思うから、俺らが引っ張るべき!気づいたらリーグ戦終わってた、という風にならない為に俺らが引っ張る感じかな!ざっくりしてるけど。」


松居「新歓が始まるしね。絶対新歓が始まったら本質から離れちゃうし。」

野村「絶対集中できないよね~。」

石川「この時期が一番難しいし、一番萎える。」

松居「疲れもたまるよね。慣れないこともするし。」

酒谷「いきなり試合が始まったりとか。」

松居「新歓はめちゃくちゃ大事。どれも手を抜きたくない事が山積みで。」

酒谷「そこでいかに手を抜かないかが大事だよね。」

川添「まあ、俺は睡眠4時間でも足りるから、大丈夫。」

全員「いや、倒れないでね。」

川添「いや、バイタリティがあるってことよ。倒れても別に良い位の気持ちでいる。」



―川添さん、先程現在のスローガン『求め合え』[1]をダサいと言っていたが、元々何のスローガンを推していたのですか?


川添「『リベンジ』。前はこれが一番良いって思っていた。でも今は、チームとして皆が分かりやすいイメージを持てるっていう話を聞いて『求め合え』っていうスローガンに納得した。」


~しばし雑談~


寺尾「俺の番でしょう?どう迎えるか...最近オリンピック見ていて共感した事なんだけど、ブレない軸がある人は結果を残してるなって思う。最後の勝負に行くときに、「後は自分達のプレーをやれば良いだけだ」っていう風に思えてる人って絶対に強いし、相手にとったら怖い存在だと思う。そこに辿り着くまでには、ここまでやったんだから大丈夫って思えるくらいまでになるのを求めてほしくて。それが求めやすいのは、とにかく一番上手くなることを意識して日々やることだと思う。常に毎日意識していかないと今日はこれで良いかなとかってなっちゃうから。自分に言い訳を作っちゃいけないわけよ。当たり前だし耳タコだけど、今日一番上手くなるぞっていうのを毎日、俺は電車の中で思いながら練習に来てる。皆もそう思って練習すれば、もっとこういうプレーが出来るっていう考え方にもつながるし。まとめると、最後に「俺たちはここまでやったから大丈夫」っていうレベルまで準備するのが大事ってこと。この気持ちは切らさずに続けていきたいなって思う。」

石川「去年の『勝者たれ』[2]の精神だよな。」


川添「個人的に、去年ビーノさん[3]がFOに勝った後、パスが通らなくて、ボールポゼッションが向こうに移ったときに、大地さん[4]が「やべえな」って思ったって言ってたこと[5]が印象的で。やっぱりそこで、自信が無いとラスト1点の勝負に負けるっていうのが、今の寺尾の話を聞いて思った。妥協を許さないっていうのは大事だなって思った。」


寺尾「この時期、日々の練習をこなす感じで毎日追われちゃうと思うから、そこはやっぱり良くない。変えなきゃいけない。俺は副将としてそこの部分も忘れちゃいけないと思ってるし、波及させたいと思ってる。」

川添「人間って忙しくなると、ネガティブさが出ちゃうのは仕方ないけど、意識して、余裕ですっていう感じにすることも大事かもって最近すごく思う。余裕を持つこと。」

石川「俺らが余裕持つことね。」

松居「雰囲気ってめっちゃ大事。」

寺尾「忙しい、きついって皆そう。」

川添「言ってもしょうがない。」

寺尾「4年は特にそう。最近きついって言うのが増えてるから…。皆絶対きついし絶対疲れているんだから、それを口に出すメリットって絶対ない。」

松居「悪影響しかないよね。」

寺尾「作業に追われるのは分かるけど、それを愚痴るんじゃなくて…。」

川添「逃げたくなるよね。」

野村「キャパって拡充すると思う。」

石川「余裕持てば大きくなっていくよ。どんどん。笑」

川添「目の前にきついことがあると、別のことに現実逃避する。その間にやる時間が無くなってやらないといけないことをやれなくなって『あー』ってなる。」

松居「めっちゃそれだわ。」



―TRはどうですか?


酒谷「下級生がもっと主体的に『求め合え』っていうスローガンが分かっているかって言われたらまだそんなに分かってないと思うから、私たちも働きかけるけど、特に新2年の2人からも主体的になれるように、環境作りとかを頑張ってほしいなって思う。2週間やってみて、作業みたいになっちゃってることが多くて。このままやっていくとあっという間にリーグ戦に入っちゃいそうだなって。まとまらないけど。やることをちゃんとやるって感じ。まあでも自分が結構与える影響って大きいんだなって思うから。プレイヤーに対してもチームスタッフに対してもそうだし。悪影響も然り。だからそこはもうちょっと責任感を持たなきゃなって思う。人を動かす為には怒っても仕方ないなって気づいた。」

寺尾「そうだよ、怒ったって成長しないんだよ。」

酒谷「怒んなきゃいけないこともあるけどね。まあ、こんな感じかな。」



―STFはどうですか?


野村「個人としては、納得して終わりたい。何をもって納得かっていうのは難しいけど、後悔しないで引退するのが納得かなって思ってる。日本一になることはそうなんだけど、その過程の中で、弱みを見せない、とか。1個1個あると思ってる。過程の中でどれだけ自分自身で突き詰めて自分にも他人にも求め合えるかってことだと思ってて、私たちは一番ゴールを見せなきゃいけないっていうのは納得してる。稜がさっき言ってたけど、軸っていうのは、初心というか、自分が最初に感じた『こうしなきゃいけない』っていう気持ちを大事にしてほしい。勝利を手にして終わる人って一握りだから難しいけど、納得して終われるためにスタートも大事にしていきたいし。その中で私達がゴールを見せるのは大事だなって思う。」

石川「感動の更新ね。」

野村「でも、感動の更新は出来ないってことに気づいた。」

石川「どういうこと?」

野村「いや、それは難しい。感動の更新をするっていうのが目的になっちゃいけない。結果的に更新できることはあるけど、それより大きいことがある。去年はもっと感動したいって思いながらやってたけど、結局負けてるから。それって悔しいって気持ちが増え続けてるだけなんだなって 気づいた。結果、日本一になって更新できたら良いけど、そこを目的にしたらいけないなって気づいたのが昨シーズンで、それって視野が狭かったなって思った。」



―最後に、主将の気持ちをどうぞ。


石川「俺は変わってないと思ってる。自分の役割も、チームで目指すところも、ずっと変わってなくて。チームで色んな思いがあると思うけれど、最後はそこに辿り着くっていうゴールがあれば、最後には皆そこを目指すわけだから、まずはそこのゴールを見させ続けるっていうのが、俺の役目かなって。一番その近道を行こうと思うのが自分だし、何でそこを目指すのかを伝えるのも自分だと思っている。その思いのまま変わらずにこの2週間も過ごしている。でも意外とこの思いが伝わってないなって思ってて。話す機会があんまり無いっていうのもあるけど、下級生とかにも伝えないとなって思う。組織がもっと力を出す為にはどうしたら良いかっていうところを、俺だけじゃなくて、皆頂上の目指すところが見えているんだけど、どうしたら山道を越えられるのかっていう所で頭を使えている人が少ないかなって。去年はもっとこうしたら良いっていう声があったけど今年は去年のことを踏襲するだけだったり。そこの思考が足りないんじゃないかなって。自分がチームのためにどういう役割があるのかを考えてそこに行くまでの努力の部分が足りてないんじゃないかなって思う。自分はこういうところが出来るけど、あ、これも出来るんだっていうのは考えないと出来ない。自分の中で軸が無いと求め合えないから。チーム全員がトップに立つために、自分がどういうことをしてどういうチームだったら大丈夫なのかっていう思考をもっと持ってほしい。その上でようやく『求め合え』のスローガンが有効になるって思ってる。もっと個人個人が日本一への思考を続けてほしい。うん、満足。笑」


[1]2018SERPENTSのスローガン。「妥協をせずにお互いに求め合い、日本一を達成する。」という想いを込めた。

[2]2017SERPENTSのスローガン。

[3]日比野聡太,MF#39,2017年11月引退,1枚目のFOerとして2017シーズンのリーグ戦で活躍した。

[4]深見大地,AT#9.2017年度主将,主将として2017SERPENTSを引っ張った。

[5]2017シーズンのFINAL4。7-5で迎えた4Qラスト1分。慶應に逆転負けをして、学生日本一への夢を断たれた。


(執筆者:新3年MG 蕏塚さやか)

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いかがでしたか?


幹部の想いは、普段なかなか直接聞く機会が無いと思います。
このブログを読んで何か1つでも心に残ることがありますように。そして、何か迷った時や悩んだ時に読み返して頂けたら嬉しいです。


新歓キックオフ、シーズンキックオフまであと少しです!
『求め合え』の精神で部員の皆さん、頑張りましょう!



最後になりましたが、取材に協力してくださった、

主将 石川稜さん、副将 川添喬史さん、副将 寺尾友哉さん、MG長 松居朱音さん、TR長 酒谷若奈さん、STF長 野村苑香さん、SNS班員 足立大樹さん、ありがとうございました。

読んでいただきありがとうございました!



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