第4戦vs中央大学まであと3日。
4年生のブログ第19回はSTF塚田拓望です。
最後までぜひご覧ください。
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誰が最初に言ったのかは知らないが、ずっと頭に残っている言葉がある。
「チームスタッフの仕事はプラスを生み出しにくいが、1つのミスで簡単にマイナスを生み出せてしまう。」
その通りだと思う。
点を取ることも、守ることもできない反面、自分のミスがチームをピンチに陥れることもある。
だからこそ、昨シーズン初めてフライコーチとしてベンチ入りすることになったとき、自分の胸にあったのは「チームを負けさせない」という気持ちだった。
自分がミスをせず、敗因にならないことが結果的にチームへの貢献になると思っていた。
「チームを勝たせる」
なんて烏滸がましく思えて言えなかったし、そんな自信も気概もなかった。
チームは負けた。
自分の気持ちの弱さが原因で負けたとか、そんなことは今でも思ってはいない。
ただ、日本一を目指すチームの一員として、当時の心持ちが正解だとも到底思えなかった。
自信がないのはどこかで妥協している自分がいるからではないか。
選手とかチームスタッフとか関係なく、所属する全部員に「チームを勝たせる」という気概が必要なのではないか。
「チームを勝たせる」ことへの責任を背負うことすら出来ない自分が、「日本一になりたい」と言っていることこそ烏滸がましい発言に他ならないと気づいた。
そして年は変わり、自分にとってのラストシーズンを迎えた。
今年1年、真の意味で自分がチームの勝利に貢献するにはどうしたらいいかを考え続けてきたつもりだ。
フライ周りの戦い方について幹部と協議し、須藤どさ*1と対戦校を徹底的にスカウティングした。
上手くいったことばかりではないが、試行錯誤を重ねながらここまでやってきた。
(*1 共に4年STF須藤慶と鈴木雄登。須藤はアナライジングを専門的に、鈴木はBチームのフライ管理と並行して他校のスカウティングを行っている。)
立教戦には負けてしまったが、武蔵戦、成蹊戦と確かな手応えも感じている。
あと2つ勝ってFINAL4へ行くため、
そして日本一になるため、
今なら自信を持って言える。
俺がチームを勝たせる。
p.s.
このブログを読んだチームスタッフたちが「チームを勝たせる」ために出来る事を今一度考えてくれたら幸いです。
4年 STF長 塚田拓望