リーグ戦の自分なりの目標に、
今までで一番勝って嬉しかった試合にしたい、というものがある。
今のところ一番喜んだ試合といえば、1年冬のwinter予選、慶應戦。
まぐれだったかもしれないけど、因縁の相手に自分たちが勝てた瞬間はどの試合にも勝るものだった。
その後、勝って嬉しい試合は特になかった。
今だからギリギリ言えることにしてほしいけど、3年シーズンの初戦、武蔵戦で勝った時でさえ全く嬉しくなくて、そんな自分が悲しくなった。
なんで嬉しくないんだろう?と考える時期が続いた。
元を辿ると一番大きい原因で課題が、自分の部活の捉え方とメンタルにあると気付いた。
確かにその頃の自分は、仕事をする>楽しむが特に顕著だったなと思った。
チームの勝利にMGとして貢献するとは、日々の練習環境を最大限いいものにすることに尽きると思う。
それに囚われすぎたことと、元々豆腐メンタルなことが災いして、なんか言われることを恐れすぎていたし、一度ミスしたら数日引きずっていた。
ドミノ倒し的に他のMG業務にも支障が出ていたし、毎日ひやひやしながら練習に行っていた。
学年ミーテでスローガンが決まった。
「どんなスローガンにしても今までやってこなかったみんながやるとは思えない」
と誰かが言っていた。
みんなに入るだろう私は悔しくて意地でも変わろうと思った。
自粛生活の間、一番変えないといけないこと
・部活≠仕事 と捉え方を変えること
・メンタルを強くすること
を克服するために、頑張って自主練で選手と話すようにして業務的にならないようにしたり、
一回失敗しても、気にして次またミスするより他のプラスのことした方がよくない?!と心に念じる等切り替えを早くするようにした。
もちろん簡単には克服できなかったけど、バイト等私生活でも切り替え早くしたり、コミュニケーションを増やしてみた。
その結果か、今だから言えることにしてほしいことその2として、自粛明けになって初めて部活に行きたくないなっていう日がなくなったことがある。
しっかり自分の思ってることを伝えること、グラウンドに来てあんまり喋らずに帰らないこと、切り替えを早くすることがまあまあできるようになり、
明日行きたくないが明日頑張る!に変わった。
シーズン明け初の練習試合にPV用の撮影兼観戦で行った。
1Qでビハインドだった時普通に泣きそうになった。
その後の試合も負けるごとにうわー悔しい!!嫌だ!って気持ちが湧いた自分に驚いた。
私は自分の成長のために部活に入ったとミーテで言ったことがあるし、今後もそうやってチームの浮き沈みに左右されないのだろうと思っていた。
前の自分なら関東で優勝してもそんなに嬉しくなかったと思う。
今の自分なら死ぬほど嬉しいと思う。winterは確実に超えてくる。
初戦まであと少し、変わり続けることを忘れない。
もちろん勝つ、ただ、もっと勝って嬉しい試合にする。
※写真左
4年 MG 岡田梨沙