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2023

『過去の牢獄』3年 吉原虹弥

1個下の得点王、米山君から回ってきました。どんな状況でも彼は笑顔が溢れているので、生きてる世界が違うなと感じる時があります。


一橋大学男子ラクロス部に入って2年。色々なことを経験した所感を書き殴っている為、乱筆乱文のほどお許しください。

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自分は本当にヒドい生き方をしている人間でした。甘い汁は啜ります。努力は最低限しかしません。多数派には疑いから入ります。カップラーメンは1cm下までしかお湯を入れません。ゲームはラスボス手前でやめます。つまり、究極の飽き性で、根拠の無い万能感に溺れ、集団から外れたがる人です。


そんな僕は、今となっては男子ラクロス部の中で3年生としてチームを引っ張っていくべき存在になりました。入部当初、いや入学当初には想像だにしなかった大学生活。眠い目を擦りながら朝早く起きて、夜遅くまでひたすら自主練・筋トレをし、戦術幹部の一員としてミーティングを重ね、「学生日本一」という目標に向かって、一日一日を大切にしながら活動しています。この生活に憧れて入部したと言っても過言ではない、自分が思い描いていた「僕が好きな人間像」に近づいている実感があります。


入学から2年経ち、この立場になった事で初めて分かることがあります。それは「その人間像」になった時に初めて、人生の中に無数に隠されていた「理由」の存在に気づくということです。ただし「その人間像」に近づいている実感がない限り、散りばめられているはずの「理由」の存在に気づくことはできません。


僕は序盤でヒドい生き方をしているという風に書きましたが、男子ラクロス部に入ったことで性格が変わったのかといわれるとそうではないと思います。「好きな人間像」に近づいた今となって思い返してみると、自分は様々な選択肢を考慮したうえで甘い汁を啜り、最低限の努力で済むための思考サイクルは回し続け、多数派であることを安心材料にしなかっただけなのかもしれません。未だ3年生として追い続けている「好きな人間像」は、僕の中に存在していたはずの最低な過去すらも改変し、僕の人生をまるごと豊かにしてくれるのでしょう。


人は、生まれてからずっと「人間像」が変わらないことはありません。むしろ、生活環境や人間関係によって絶えず変わり続けています。ある時に現在の人間像を変えようと思い立ち、とにかく行動をおこしてみる。そうすると、少し先の未来になった時に「理由」となって僕らの前に現れてきます。より具体的には、なりたい自分像があるならば、過去の自分と照らし合わせて一致不一致を自己判断するような無意味な行動などしないで、一度その「人間像」になってみればいいということです。


もしも、今このブログを読んでいる新入生のなりたい自分像の中に「男子ラクロス部で挑戦する」ことで満たされるものがあるならば、過去や経験などは問いません、僕らと一緒に「好きな人間像」を追いましょう。そのためにも、まずはグラウンドに来て雰囲気を知り、過去の牢獄から飛び出すように大胆に入部宣言をしてみましょう。

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次はしょうえい君です。彼は日々試練を乗り越えて今を生きています。留年をなんとかして回避した次の試練はなんでしょうか。ちなみに口癖は「下には下がいる」です。


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