何を言っても、最後にはちゃんと謝ってくれるほりくんから回ってきました。それで結局何でも許してしまう自分が悔しいです笑。
さて、もう引退したことだし、きれいなことだけを書かなくていいと思うので、4年間の本心を書きます。
「この部活やめたいな。」
4年間で何度心の中で思ったことか。
信じられないくらい朝早いし、審判でファール取ったら怒鳴られるし、会計の仕事は地道で手ごたえはあんまり感じられないし、どんなに自分が時間と労力をかけても勝てるとは限らないし。楽しい、嬉しいと感じる瞬間があっても、悲しい、しんどい感情が上回ってしまう。部活中はいつも通りで周りに悟られないように、それ以外でも言葉に出さないことで自分自身がその感情に気付かないように「もうちょっと。もうちょっと。」と続けてきました。
「自分の4年間を費やすほどの最高の人たちだったから、ここまで続けてこれました。」と別のもので書いたけれど、それも決して嘘ではありません。
けど正確には、「自分の4年間を費やすほどの最高の人たちがいて、その人たちのために何かしたい想いと、それでも自分のためにはなってなくて、大変で、もうやめてしまいたいジレンマがあって。私はすごく臆病な人間だったから、どんなにつらいこと、怒りたいことがあっても、みんなと離れることが何よりも怖くて、ここまで続けてきました。」が本心。
そんな私だから、他の人に嫌われたり、何かマイナスに思われたりするのが怖くて、自分の本当の気持ちを伝えることがあんまりできずに、特に「やりたくない」が伝えられずに、どんどん自分の首を絞めていった気もしています。もちろん私だけがこんなに大変なわけはなく、少なくともTSは立場上、自分を犠牲にすることが多くてそれぞれの苦悩があったと思います。
だからリーグ戦が始まって、終わりが本当に見えてきた時、「まだ続けたい。」と心から思ったことに自分が一番びっくりしていました。辛いのは何一つ変わっていないのに、なんでだろう。あたりまえにあったものが無くなる喪失感を感じたからなのか、こんなところで負けてたまるかっていう勝利への執着なのか、色んな気持ちが合わさっていたと思うけれど、確実に一番大きかったのは「日本一を取って感謝を返したい」っていう想い。それまで自分自身の大変さ、ジレンマに向き合うので精一杯だったけど、一番密度の濃い期間で、自分以外のたくさんの人の支えとか想いを改めて強く感じました。「私にできることがあるならば、どんなことでもやりたい。一緒に最高の景色をみたい。感謝を伝える時間がほしい。」って思う、願望だらけの自分がいました。
結果として私たちは日本一という目標に届かなかった。それは事実としてあるけれど、そこに至るまでの努力、困難、想い、支えを見てきた私はここにいられて幸せだったと今なら思えます。入部宣言をしたあの日の決断、最後まで続けた自分の臆病さは間違いではなかったといえます。
本当にこの部に、24serpentsに、いられてよかった。
あとは頼もしくて、かっこよくて、大好きな後輩たちに託します。
次は自分のことをあんまり喋ろうとしない、全部は掴ませてくれないさえちゃんです。だからこそもっと知りたいと引き寄せられてしまうのが不思議だなと。私は彼女の嘘ない言葉が好きなので、どんなブログを書いたのか楽しみです。